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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929

ロワール  シュノンソー城


ここは、ロワール地方のシュノンソー城。

ロワール  シュノンソー城_c0202113_14524362.jpg


ブルボン朝の前、ヴァロア朝時代の
6人の女性たちが城主だったという城です。

なかでも、アンリ2世の生涯の愛妾だった、ディアーヌ・ドゥ・ポワチエと
子供は10人も産んでおきながら、
夫との愛には恵まれなかったカトリーヌ・ドゥ・メデイシスとの
夫亡き後の確執の場ともなった城であります。

カトリーヌ・ドウ・メディシスから、
「王が亡くなった以上、貴女はこの城から出て行ってほしい。
さらに王からプレゼントされた品々も返してほしい。」
と言われたディアーヌは
「分かりました。王の秘密と共にこの城はお返ししましょう。」と答えたそうです。

意味深ですねぇ。

ディアーヌは貴族の出ですが、もともとはアンリ2世の家庭教師。
美しく才能豊かなディアーヌは、
20歳の歳の差を越えてアンリ2世の愛を生涯の物とした女性です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


こちらは喪の部屋。
カトリーヌの息子であるアンリ3世の妃が喪に服した部屋です。

ロワール  シュノンソー城_c0202113_1581489.jpg


ロワール  シュノンソー城_c0202113_158247.jpg


アンリ3世が宗教上の対立から暗殺された時、ルイーズ妃は36歳でした。
あまりの衝撃の大きさから、ルイーズ妃は部屋にこもり、
なおかつ部屋の壁や天井を墨色に塗り替えて、祈りの台の前の窓を残し、 
あとは全部壁にして生涯喪に服したと言われる女性です。

亡くなるまでの11年間、喪の色である白いドレスを纏って、
城の中を彷徨い歩いたと言われています。

天井に残る羽の紋は、向かい合う二枚の羽が喪の印とされたことから、
生涯を喪に服すと決めたルイーズ妃の心模様とされています。
なお、その外側を点々ととりまくのは、妃の涙だと言われております。


二人の間に子供がいなかったことから、ここでヴアロア朝は断絶して、
ブルボン朝へと時代は移っていきます。


明日はこの城を飾る美しい生花を御紹介します。




hibari
2016.8.20
Commented by 四級建築士 at 2016-08-21 09:16 x
ウチから西へ100mほど行くと・・
「ロワール旭」って言うアパートがあります。
単に前に「どぶ川」が流れているだけで、です。

何ちゃらパレス、レジデンスって、実は普通のマンション?

どないなってるの?
Commented by unjaku at 2016-08-21 12:08
うちの方にも「レジデンス・・・」と言うでかいマンションが近々感性です。
ルミエール・・・、パレス・・・・?

まあ横文字氾濫で、訳が分かりません。
Commented by Dr.K at 2016-08-22 16:06 x
私も、このシュノンソー城には2年半ほど前に行ってるんですが、よく内容を覚えていません。
川に橋を架け、橋桁にお城を築いたということぐらいしか覚えておりません(><)
よく勉強してきましたね。
Commented by unjaku at 2016-08-22 19:53
ドクターさんもいらっしゃいましたか!

ドクターさんの言われる通り、始めディアーヌは、王から贈られた城に流れる河に、美しい橋を建設したということです。

その後、ディアーヌを追い出したカトリーヌ・ドゥ・メディシスが、ディアーヌの痕跡を消すために橋の上に城を築き、摂政として国を支配したと言う話を聞きました。
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by unjaku | 2016-08-20 15:30 | | Comments(4)