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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929
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カテゴリ:映画と女優( 23 )


gifted


映画「gifted」を見てきた。
ここのところ、子供がらみの映画が多いけれど
この映画にも魅力的な女の子がいる。

giftedには、「天賦の才能」「神から与えられた贈り物」という意味があるらしい。
その才能を持つのは、7歳のメアリー。

独身のフランクは、自殺した姉の子供、メアリーと
フロリダのある街で、平穏な日々を過ごしている。
メアリーにはフレッドという名の優しい猫がいる。
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しかし、7歳になったメアリーが学校へ通うようになると
メアリーに、数学の秀でた能力があることがわかり、
二人の平和な生活が揺らぎ始める。

音信不通だった、元数学者の母親・イヴリンがやってきて、
メアリーに英才教育を施すよう息子のフランクに強要する。
フランクは亡くなった姉の遺志を大切にして
メアリーと普通の暮らしをしたいと主張する。

かくして二人の対立は、親権を巡って法廷に持ち込まれる。
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この手の映画は他にもたくさんあり、
ストーリーにも予想がついて特に目新しさはない。

ただ、優れた数学者だった姉の悩みに向き合えなかったフランクが
大学の准教授という職も捨てて、幼い姪を育てるという設定に
フランクという男性の誠実さを見る思いがする。

天賦の才能にこだわる祖母は、自殺した娘の悩みを知らない。
その祖母が、またメアリーを思いのままにしようとする生き方に
フランクは激怒する。そのきっかけを作るのは、片目しかない猫のフレッドだ。

子供らしいのびやかな生き方をメアリーに与えたい。
と願うフランクは、すでに父親そのものである。

この映画を魅力的にしているのは、メアリーを演じたマッケンナ・グレイス。
彼女のふくれっ面やしかめっ面、そして、ユーモアあふれるフランクとの会話には
子供のあふれんばかりの素直さが輝いている。



hibari
2017.12.2
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by unjaku | 2017-12-02 15:20 | 映画と女優 | Comments(4)

幸せの隠れ場所


今日も映画ネタです。
サンドラ・ブロック主演の「幸せの隠れ場所」。
BSで少し前に見ました。
実話に基づいた話で、後味の良い幸福感に満たされた映画でした。
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サンドラ・ブロックは、この映画でアカデミー主演女優賞に輝いたそうです。
サンドラは、映画の中で、裕福な家庭のマダム、リー・アンを
気風の良い、きびきびとした役作りで爽快な演技を見せてくれました。


ストーリーは、
南部のメンフィスで暮らす彼女の一家が、寒さで震えるような雨の中を
行く当てもなく歩く一人の馬鹿でかい黒人青年を、車に乗せたことから始まります。
一夜の宿を提供したリー・アンでしたが、その後青年マイケルの不遇を知り
家族として迎え入れる時がきます。
マイケルには父親もなく、母親は麻薬常習者でした。
「貧困の中で教育にも恵まれない子供たちのために何かをしたい。」と
ごく自然にふるまうリー・アン。
さらに開放的で優しい家族に「兄」として慕われるようになるマイケル。

彼には家族としての部屋が与えられるのですが、その時マイケルが嬉しそうに
「ベッドに寝るのは初めてだ。」とつぶやくシーンが印象的です。
マイケルには、体の大きい割には優れた運動能力があり、
やがてフットボールの選手として才能を開花させていきます。
勉学の成績は、さっぱりでしたが、大学進学のために優秀な家庭教師が
雇われ、教師たちの熱心な後押しもあり、見事大学への進学を果たします。

この映画の子役は、そばかすの目立つ可愛い少年でしたよ。
マイケルの弟?になるSJ。ことショーン・ジュニア。
運動嫌いなマイケルに
「僕の家はスポーツ一家だから、君も何かしなきゃだめだよ!」と
マイケルのトレーナー役を嬉しそうに買って出ます。
姉のコリンズも、周囲の差別に臆せずマイケルを優しくサポートしていきます。
リー・アンの夫のショーンも実に心豊かな男性で、このような家庭に出会うことのできた
マイケルは、人間への信頼を取り戻していくのでした。

家庭教師役のキャシー・ベイツが、さすが!と言わせる演技で存在感を放っていました。


hibari
2017.11.24
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by unjaku | 2017-11-24 14:56 | 映画と女優 | Comments(0)

グロリア


ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」を観てきました。
とにかくジーナ・ローランズが強くてかっこいい!!
もう憧れる~!!
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監督ジョン・カサベテス。
ジーナ・ローランズは彼の奥さん。

それは別にして、
ひょんなことから、ギャングに皆殺しにされる家族の子供(男)を
押し付けられたグロリアが、元恋人の組織を向こうに回して、子供を守るアクション映画。
守るためには、銃を撃ちまくり、タクシーや電車を乗り継ぎながら
ニューヨークを逃げ回る。

守る子供が憎たらしいの。
「あんたなんか大嫌いだ。」
「ママは美人だった。」
「あんたみたいな虫けらやクズとは付き合いきれない。」
まぁ憎まれ口のオンパレード。可愛くない!

それでもグロリアは、友達との約束を守るため、必死に逃亡を図る。
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グロリアはお洒落だから、逃亡中にも香水を欠かさないし
ホテルに泊まる時には、風呂場で服の皺も伸ばすことを忘れない。
衣装を担当したのはウンガロだって。

とにかくかっこいいのだ!
強いのだ!!姐御なのだ!!

この二人最後はどうなるのだろう・・・?
と不安も残るが、ラストのシーンには、やはり泣かされる。
命を張って逃げとおした二人には、深い絆が生まれていたのだ。
いいな、ジーナ・ローランズ。
強くてかっこいい女!グロリア!!


hibari
2017.11.21
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by unjaku | 2017-11-21 16:21 | 映画と女優 | Comments(2)

シモーヌ・シニョレ


今日は夫と二人で恐い・こわ~~い映画を観てきました。
久しぶりに恐くて縮みあがりました。
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シモーヌ・シニョレ主演の「悪魔のような女」
(画像はお借りしました。)

妻と愛人が共謀して、夫殺しの完全犯罪を実行する。
愛人ニコル役のシモーヌ・シニョレは堂々たる悪女っぷり。
何が起きても冷静に対処するが
妻のクリスティーナは、繊細で心臓病を患っている。

始めは憎む男の殺害を、完全犯罪に持っていくストーリーだけれど
後半はスリラー仕立てになって行き、繊細なクリスティーナは
恐怖に怯えて神経が参っていく。

さぁ結末はどうなるのか?
悪魔は愛人か妻か??

本当に恐かったよ~~!!
ヒッチコックは、この映画を観てサイコを思いついたんだとか。


hibari
2017.11.14
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by unjaku | 2017-11-14 15:44 | 映画と女優 | Comments(4)

昨日は都内まで映画を観に行きました。
足の骨折以来の大冒険(笑)。
小田急線で新宿まで、片道約1時間の冒険。
自信がなかったけれど、
どうしても観たい映画なので、
夫に最寄り駅まで送ってもらって出かけました。

「草原に黄色い花を見つける」
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日本ではもう見られなくなった懐かしい農村の風景。
ベトナム戦争の影を引きずりながら懸命に生きる人々。
そこで暮らす兄弟の日常と、兄のティエウの初恋。
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聡明な弟が兄に、詩の部分を語るシーンがある。
二人一緒に寝る夜の蚊帳の中。
「神様が病気だと空が泣く。君を思う切なさは恋わずらい。」

兄は近くに住む少女ムーンに恋をしている。
ある事情で少女ムーンがティエウの家に
しばらく身を寄せる。
弟・トゥオンとムーンが、毎日無邪気に遊ぶ姿を見て
ティエウは心が落ち着かない。というより嫉妬している。
二人を見つめるティエウの眼がいい。
少年のやりばのない苛立ちと悲しみと恋心が凝縮している。
その心を象徴するように、遠い雷鳴がティエウにはいつも聞こえている。
何かが起こるという不安。

やがて事件がおこる。
取り返しのつかない事件。
でも、トゥオンの身に起こった不幸な事件が
やがて、黄色い花と共に奇跡を生む。

どんな試練も乗り越えていくことができる。
暑い陽射しが照り付ける、貧しい農村の風景の中でくり広げられる
少年と少女の二度と帰らぬ大人になる前の束の間の時間。
傷ましさと同時に、憧れや未来への希望が美しい映像の中に
描き出されて、人間の心の柔らかな豊かさに触れた至福の時間でした。

笑えるのは、ドラえもんに出てくるジャイアンみたいなガキ大将がいて
ティエウはいつもやられっぱなし。挙句は「ムーンをよこせ。」と迫る。
その兄に、弟トゥオンが「弱くても頭を使えばいいんだ」と一計を授け
見事やっつける場面。弱くても知恵。兄弟の絆の深さがわかるシーンです。

劇場は、新宿武蔵野館です。

hibari
2017.9.1





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by unjaku | 2017-09-01 14:25 | 映画と女優 | Comments(6)

「風と共に去りぬ」は、アメリカで起きた最大の内戦、「The civil war」で
奴隷を基に膨大な富を得ている南部社会の崩壊を描いている。いわば、敗者側から見た南北戦争である。

スカーレットは、貴族社会の決まり事や不文律の慣習など蹴散らすように
持ち前の気性の激しさ、時には非情、時には危機を乗り切る知恵・才覚・行動力、それらは危機に強いアイルランド・スピリッツなのか、あるいはエゴイストの本性なのか、スカーレットは持ち合わせているすべての力で南北戦争の混乱を生き抜いて行く。


いっときスカーレットは、アトランタで暮らしている。そこでまたレットバトラーと再会するわけだが、・・・南部同盟の敗北が近づく中、アトランタが陥落する直前の混乱時にメラニーの出産が始まる。街が騒然とする中を、アトランタの駅で負傷者の手当てに当たっている医師をスカーレットが探しにいく場面がある。

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見渡す限りの負傷者・死者が大地のうえに横たわっている。カメラが引くと、駅舎に掲げられた南部同盟の旗が、ぼろぼろになってはためいているのが映し出される。その向うに数え切れない犠牲者が横たわっている。
南部の豊かな農園社会の歴史が終わる時だ。
その中をスカーレットがスカートの裾を翻し、犠牲者の上を乗り越えていく。足を引っ張る人。スカートの裾にすがる人。助けを懇願する人。スカーレットは引き剥がすようにして歩く。
南部社会の女性が絶対寄り付かない場所。逞しいスカーレットは、男の影には絶対に隠れない女である。目的を貫くためには、どんな手段も使う。スカーレットは建前など全く気にかけないタイプの人間なのである。

そんな彼女が、母親エレンの「聡明さ」と「誰にでも優しい勇気と強さ」を何よりも尊敬し、かつそうなりたいという願望を持ち続けている。スカーレットの願ってかなわぬ「人格」。
その「スカーレット・オハラ」に対極する存在として、母とよく似た「メラニー・ハミルトン」がいる。なおかつ、メラニーは愛してやまない「アシュレ・ウイルクス」の妻なのだ。
故にスカーレットはメラニーに対してことごとく嫉妬する。しかし、メラニーは、スカーレットの「強さと勇気」を誰よりも愛している。二人はコインの裏表のような存在で、なおかつ義理の姉と妹という関係である。(婚姻関係がもたらした関係)。

やがて命からがら戻った故郷タラでスカーレットが見たものは、廃墟であった。
母は死に妹たちは病に侵され、頼みの父はショックで精神に異常をきたしている。

たどり着いた実家で、敗戦がもたらした混迷と飢えと家族を守るための戦いが、スカーレットに重くのしかかる。
家と土地には重税がかけられ、さすがのスカーレットも途方に暮れる。
そんな時に思い出したのが、アトランタにいるというレットバトラーだ。
レットから金を引き出す一計を考え、再びアトランタへ行く決心をした時に
スカーレットが見つけたのは、母・エレンが残した緑色のベルベットのカーテンだった。
「奥様のカーテンだ!」と反対する召使に
「これはもう私の物なのよ!」とカーテンを引きずり下ろすスカーレット。

かくして、スカーレットはレットのいるアトランタを目指す。が・・・・
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レットには、あえなく金欲しさの本心を見破られ・・・・スカーレットは
偶然出会った、アトランタで成功を収めた妹、ス・エレンの婚約者を誘惑して結婚する。
タラに課せられた税金を何とか工面するものの、妹からは憎まれて、
苦労の果てに、スカーレットは、金・かね・金の亡者になっていく。


エゴ丸出しの貴族社会の異端女性は、それでもアシュレへの思いを断ち切れずにいる。
いじらしいといえばいじらしいスカーレットの心である。


まあそんなわけでスカーレットにとって、
緑のドレスは特別な意味を持っていると思うのですが、
緑の国アイルランドはどんな国なのか?

長い間イギリスの植民地同然の扱いを受け、仕事と言えば放牧・やせた土地での農業・
わずかばかりの漁業といった具合で、長い間国民は虐げられた生活を
送らねばなりませんでした。
18世紀も近くなると、アメリカへ移民する人々が多くなり、
アメリカでは同郷のコミューンが作られ、彼らは結束して綿花作りで
富を得るようになった、といういきさつがあります。
しかし、アメリカでも一級市民として扱われるようになるのは
かなり後のことで、そういった歴史も北部との対立を深めていった
原因の一つではないかと思われます。


スカーレットのような女性が身近にいたら、好きになれますか?
しかしながら、男たちの起こした戦争の後始末をして、家族を支え、
負けることなく新しい時代を作っていったのは女性達でもあったのかと思うと
この女性像には強く惹かれるものがあるのも確かです。
「風と共に去りぬ」この不朽の名作を、どう読むか・どう見るか、
話し出すときりがありませんので、お粗末ですがこの辺で。
ありがとうございました。


hibari
2017.8.23
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by unjaku | 2017-08-23 11:38 | 映画と女優 | Comments(6)

今日は、大好きな映画「風と共に去りぬ」から、
スカーレット・オハラと緑色に関して、hibari流の勝手な考察です。
スカーレット・オハラが緑色の服を着て登場するシーンは3回ほどあります。
前半に1回。後半には2回。
そのうちの2回は特に重要な意味を、持っているように思われます。
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これは、映画のスチール写真です。

この衣装を着て、当時のアメリカ映画界を代表する大女優が、
いったいどれほどカメラテストをうけて、さらに製作者の眼鏡にかなわなかったのか?
正確な数はわかりませんが、本命のスカーレット役が決まらないまま撮影はスタートしたのです。

アトランタ炎上シーンです。
あの時のスカーレットはスタントでした。
その撮影シーンをたまたま見に来ていた群衆の中にいたのが、
英国からローレンス・オリビエを追ってきたヴィヴィアン・リーでした。
ヴィヴィアン・リーを見つけたセルズニックは
「ここにスカーレット・オハラがいる!」と叫んだというエピソードは有名ですが、
その翌日のカメラテストを経て、ヴィヴィアン・リーはスカーレット役を射止めたのです。


前置きが長くなりました。

スカーレットの父親はアイルランド系の人物で、アイルランド気質そのままの男性でした。
南部で広大な綿花畑を所有する大農園主でもあり、当時南部は貴族文化の繁栄時代でした。
スカーレットは父親譲りの、頑固で気が短く一途で激しい気性の持ち主でもありました。

アイルランドの国の色は緑です。ポストまでも緑色というお国柄。
このことを思い出すと、スカーレット・オハラのアイデンティティは
アイルランド気質であり、彼女がいざというときに選ぶドレスの緑は
彼女の勝負服なのです。




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ウイルクス家の園遊会に招待されたスカーレット・オハラです。
緑を基調としたドレスの美しくチャーミングなこと。
しかし、肩を出したこのドレスが、スカーレットが南部の貴族社会から
はみ出していることを象徴的に表してもいるのです。


この時、スカーレットは幼い時から思いを寄せていたアシュレ・ウイルクスに
愛を告白して婚約してもらうつもりでした。
しかし、
想いを告白したものの、アシュレの心は従妹のメラニーにあることを知り
スカーレットは失恋に追い込まれます。
アシュレの頬を激しく平手打ちし、
そばにあった置物の花瓶を壁に放り投げたとき
同じ部屋で一部始終を聞いていたのがレット・バトラーでした。
この時から、二人のすれ違う心のドラマが始まるわけですが、
一方で、この園遊会にもたらされた知らせが、南北戦争勃発のニュースでした。
そして、この戦争と共に南部の貴族社会は一気に崩壊していくのです。

続きは明日にしましょう。


hibari
2017.8.22
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by unjaku | 2017-08-22 14:50 | 映画と女優 | Comments(4)

フランスの大女優、ジャンヌ・モローが亡くなりました。
淋しくなりました。
見た映画はさほど多くはありません。
「恋人たち」「死刑台のエレベーター」「黒衣の花嫁」
そして「突然炎のごとく」。

「死刑台のエレベーター」のジャンヌは上品できれいでした。
悪女・男を破滅させるファムファタルを見事に演じていました。

でもやはり「突然炎のごとく」のジャンヌがいいな!
つかみどころがなく、いつ何をするかわからない美しい女・カトリーヌ。
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恋人にするには、楽しくて愉快で申し分ないかもしれないが
家庭には大人しく収まらない女。一人の男だけでは我慢できない女。
そんなカトリーヌに夢中になった男二人、ジュールとジムとのあいだに
奇妙な三角関係が生じる。
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誰だったか。
「二人の間の恋愛関係は平凡だが、三人の間の恋愛は哲学的である。」
といった人がいる。そのとおり、この三人の関係は誠に難解なのです。
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ジュールはカトリーヌをジム以外の誰にもとられたくない。
それはジムも同じである。
カトリーヌはどちらの男も失いたくない。

ある時三人は山荘で楽しい時間を過ごす。
その時に、カトリーヌが「つむじ風」というシャンソンを披露する。
とても意味深な歌詞なのだが、その1節を。

彼女はオパールのような目をしていた
それは僕を虜にした
卵形の顔をしていた
男を破滅させる女の顔、僕はあがらえなかった
男を破滅させる女の顔、僕はあがらえなかった


やがて第一次大戦がはじまり、ジュールとジムは出征する。
その間に、カトリーヌはほかの男と関係を持ったりする。
彼女に深い考えはない。
やがて先に帰ってきたジュールと出会い二人は結婚するが、
ジムが戦地から戻れば、また3人の関係は復活する。
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2階の部屋でジムとカトリーヌが戯れているのを、下の部屋でジュールは黙って聞いている。

こんな関係は最後はどうなるのだろう。
やがてジムが出ていく。そしてほかの女性と結婚する。

これでなんとか収まると思いきや、たまたま出会った二つのカップル。
ジムが乗っていた車をカトリーヌが運転したいと言い出し、楽しそうにジムを乗せたまま海へと向かいそのまま海へ転落する。

残されたジュールは二人の葬儀をだしてやり、
それほど一緒にいたかったのだからと、一緒に葬ってやるのである。
去っていくジュールの後ろ姿は淡々として見える。
これでもう二人を失うことは永遠に無くなったとでも考えているように。

ジャンヌ・モローはファム・ファタルが似合う女優だった。


下のポスターは、黒衣の花嫁。
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この話にヒントを得て、山本周五郎は「五辯の椿」を書いたという。
テレビで初めてドラマ化されたとき、若くて儚げな藤(富司)純子が主演したのを覚えている。

2017.8.2
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by unjaku | 2017-08-02 22:36 | 映画と女優 | Comments(2)

名残の日々


風に揺れる
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紫陽花の名残りの日々
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やがて夏の陽に灼かれる時が来る
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話は変わって、イギリス映画だったかな?
「日の名残り」という映画がありました。
原作 カズオ・イシグロ
主演 アンソニー・ホプキンス
   エマ・トンプソン

エマ・トンプソン、結構好きな女優さんなのです。
絶世の美人ではないし、どこか野暮ったさもありながら
他の俳優たちを見事に引き立ててしまう不思議な魅力を持つ女優さんです。

「ハワーズ・エンド」「ある晴れた日に」ではアカデミー賞に輝きました。
抑えた演技の中に上品さを漂わせて、ある意味憧れるイメージを持った人です。



hibari
2017.7.13
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by unjaku | 2017-07-13 14:43 | 映画と女優 | Comments(2)

奇跡の人


今日は、まだだるい体を抱えて
家族で「奇跡の人」を見に行った。

スクリーンで見るのは2度目。
行ってよかった。来週もう一度、頑張って観に行こうかと思っている。


この映画を観ないで、人生を終わるのはもったいないでしょうね。
ヘレンケラーと言えば、幼い時の高熱が原因で「見えない・聞こえない・話せない」
という3つの障害を持ちながらも、サリバン先生の指導の下「言葉」を獲得し、その才能を花開かせた人女性ということで知られてはいる。

しかし、その過程がどれほどの懊悩と二つの人間の魂が激しくぶつかりあいながら、その場に至ったかというのは、想像をたくましくするしかない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しつけが全くなされていないヘレンは、気に入らないと相手に質の悪い意地悪をする。

サリバンを刺繍用の針で、わざと刺したヘレンをなだめるのに、
母親は甘いお菓子を口に入れることで癒す。
サリバンは言う「私を針で刺したのにご褒美ですか?犬だってしつけを受けます。」

サリバンは目の疾患で、いつもサングラスをかけている。
彼女の強い意志を湛えた目は、傷ましいほどの弱さなのだ。




アンバンクロフトの身体を張った演技に、15歳のパティ・デユークが挑む。
撮影現場は息をのむ緊張感に満ちたことでしょうね。
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こんなに激しいバトルはそうそうみられるものではありません。

ヘレンの成長にわが身を捧げたアン・サリバン。
師匠あっての弟子、古い言い方ではありますが
自分自身にもわからない才能と可能性を開かせてくれるのは
偉大な師匠(教師)だということがよくわかる映画です。

まだ見ていない方は、ぜひぜひ「午前10時の映画祭」でご覧になってください。



hibari
2017.2.18
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by unjaku | 2017-02-18 19:23 | 映画と女優 | Comments(0)