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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929

風と共に去りぬ


嬉しいことに、
近くのシネコンで、「午前10時の映画祭」という過去の名作を
見せてくれる企画をやっている。
今週は、知らぬ人はいない「風と共に去りぬ」。
もちろん行きましたよ。
何しろ4時間の大作だから、気合いを入れなければ全部観きれない。

もう至福の時でした。

この映画を初めて見たのは高校生の時。
それから何回観たことやら。

原作を読んだのは中学3年の時。
小さな文字の1ページ2段の構成で、
覚えきれないほどの人物の数と名前と人間関係。
とにかく分かってもわからなくても読んだという印象です。

風と共に去りぬ_c0202113_054482.jpg


映画は観るたびに、新しい発見がありますが、
今回は、レットバトラーの苦悩でした。

長い間待たされて、やっと結婚にこぎつけた(?)妻、スカーレットの愛が
何時まで経っても初恋の男で今やメラニーの夫であるアシュレにあることに、
強く嫉妬する男の苦悩。
その苦悩がスカーレットへの激しい皮肉の刃となり
スカーレットの冷酷な罵りとなってレットに浴びせられる。
報われぬ不毛の生活。

ある出来事をきっかけに
男女の愛憎など知らぬメラニーに、
打ちひしがれて、涙と共に不毛の生活を告白するレット。
常に自信と野望と力に満ち溢れた男の姿が、そこにはない。
酒の力でやっと自分を保っている愛に迷う男の姿。


映画の最後では、スカーレットに愛想をつかしたレットが
冷たくスカーレットを突き放して去っていきますが、
原作では、レットはあそこまで冷たくはないのです。
中年の冷静な男性として、スカーレットに分かれを告げます。
だからこそ、スカーレットは
「明日はまた明日の陽が出るのだ」と希望をつなぐことができるのです。

ところで、ある年齢になられたかたは、テレビドラマの「スーパーマン」を
御存じの方もいらっしゃるかと思いますが、スーパーマンを演じたジョージ・リーブスが
チョイとした役でこの映画に出ています。
役どころは、娘時代のスカーレットに夢中なタールトン家の双子の役で出ています。

次週は「ドクトルジバゴ」。
これもまた長編です。
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by unjaku | 2011-06-02 12:58 | 映画と女優 | Comments(0)