写真は、去年の6月
ツインズを連れて、主人の故郷、宮城県・松島へ行った時に写したものです。
本当に、東北は美しい!
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昨日、ある新聞に被災地の写真を取り続ける
木戸孝子さんという女性写真家の記事が写真と共に
紹介されていました。
宮城県の被災地の写真なのに、
言葉では上手く言えないけれど、
美しい何かが込められている、というか、実際に美しい写真ばかりなのです。
木戸孝子さんの手記から・・・・・
被災地に何度も通ううち、季節は巡る。がれきから、塩害をものともしない緑の草が
生い茂り、海からさわやかな風が吹く。梅雨明けには、がれきも海も、真っ赤な夕日に
包まれ、きれいだった。何ものにも崩せない美しさがあった。
そう感じながら撮影した作品には、きれいな写真が増えてきた。同時に、迷いも生まれた。
被災地で”きれい”と感じるのは、どうなのか・・・
7月のある日、仙台市在住の女性に作品を見せる機会があった。写真を見た彼女は、
「きれいな東北を撮ってくれてありがとう」と涙を流し始めた。
「私たちが住んでいる東北は、とても美しい場所なのに、テレビや新聞に出る写真は
悲惨な所ばかり。そんな所ばかりじゃないのに・・・」
迷いは晴れた。(中略)目の前の現実は、破壊された物ばかり。だが、私はその奥に感じた
”壊せない美しさ”を表現したかった。
木戸さんは、大学生の時、報道写真家ロバート・キャパの弟のコーネル・キャパ氏と出会い、
2002年31歳の時、彼が創立したICPに留学したそうです。
C.キャパから学んだ
「写真を撮る時はいつでも、目と頭と心を開いておくことを忘れてはいけない。」という
言葉を胸に抱きつつ、被写体に向かう日々だとか。
なにかとても大切なことを教えてもらった木戸さんの手記でした。
そして、本当に本当に東北は美しいのです。
hibari