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by hibari0929
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義父のオリンピック


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今日息子のFBの書き込みを読んで、
不覚にも落涙してしまった。

1940年の「幻の東京オリンピック」のプログラムが見つかった。
というニュースを読んで息子が書いたもの。




うちのじいちゃんは若い頃水泳選手で、このオリンピックにエントリーする予定だったそうです。(正代表ではなく補欠だったかな?)

でも、じいちゃんが行ったのは、オリンピックではなく戦地の中国でした。
どんな思いだったんでしょう。
平和の祭典ではなく、悲惨な戦場でみたものは、何だったんでしょう。
直接話を聞いたことはないので、わかりません。

自分の記憶に残っているじいちゃんは、いつも優しいおじいちゃんです。





彼の記事に加えるならば、
義父は、当時中国の山間部で任務にあたっていたそうです。
当初、「日本敗戦」のニュースを聴いても信じられず、
米軍の空から撒いた「投稿呼びかけ」のチラシを見て、やっと投降に応じたようです。
武装放棄させられて捕虜になった時、
日本の中国に対して行った非情な行為を考えれば
どんな目にあっても仕方がないと覚悟したそうです。

しかし、中国指導者の周恩来が
「悪いのは、彼ら兵士を戦争に巻き込んで塗炭の苦しみを与えた、日本軍部の指導者達である。兵士達に責任はない。」と、軍や党に指示をだして、
清潔なベッドと環境・十分な食事・身の安全を保障してくれたそうです。
義父は、そのことに対して、特に周恩来氏に格別の感謝の念を終生持ち続けました。
「毎日の仕事言えば、自分たちが壊した道路の補修整備だけだったよ。」
と後に述懐していました。

戦争から戻って、苦難の末に生活が安定しても
義父が水泳に戻ることはありませんでした。
やっとプールに戻ったのは、実に定年後でありました。
マスターズの水泳大会で、数々の記録を残し
82歳になるまで泳ぎつづけたのでした。




だからこそ、安部首相が靖国神社を参拝することは
1個人としても許しがたいのです。

日本人の死生観にありがちな、
「死ねば皆、神・仏だ。」というのは、完璧に間違っています。

オウム真理教の教祖、麻原彰晃が死刑執行されたら
いったい誰が神・仏になったと言うのでしょうか?

9.11のニューヨークの惨劇を起こしたテロリストたちは
神になれるのでしょうか?

もしそうだとしたら、他人のために、あるいは命をかけて
悲惨な状況下のもと、多くの人を救う為に戦う人たちの行為を
私たちはどう受け止めればいいのでしょう。

死んで幸せになるなら、悪事が清算されるなら
毎日真剣に生きることは、ばかばかしいではありませんか?

戦争という人類に対する最悪の悲惨へ、国と国民と世界を
引きずり込んだ「戦争犯罪人」あるいは「戦争遂行指導者」は、
断罪され、堕地獄が当然でありましょう。

そうでなければ、いったい何が正しくて、何が間違っているのかを
どうやって子供たちに教えればよいのでしょう。
子供世界・いえ人間世界に蔓延する「いじめ」が、どうして悪いのか
それは、幸せな生活をする権利を持つ相手の生命を踏みにじる行為だからです。


今日は、少し過激だったかも。
先日亡くなった詩人の吉野弘さんが
「正しいことを言う時は、少し控えめに」
と、祝婚歌のなかで言っておられましたね。(苦笑)



hibari
2014.1.22
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Commented by ぎゃらりぃ浅羽 at 2014-01-22 17:17 x
はじめまして、こんにちは。
いつも、ブログを尊敬の念を持って、拝見させて頂いております。
突然のコメントをお許し下さいませ。
仰る通りだと私も考えます。そして今の日本のきな臭い流れに、とても危機感を感じております。何の力も持たない身ではありますけれども。
これからも、ツインズちゃん達の健やかなご成長と、トープ君が元気でいられます様、お祈り申しております。

Commented by unjaku at 2014-01-22 19:54
ぎゃらりぃ浅羽様 初めまして。そしとようこそこの暇なブログにコメントありがとうございます。

つたない私、1個人の意見であります。
戦争で、夢を断たれた義父の無念を思うと、やはり黙ってはいられないのです。若きアスリートの夢を、無慈悲な戦争で断たれることのないように、先達の私たちが発言していかねばと考える所存です。
これからも、よろしくお付き合いくださいませ。
本当にありがとうございました。
by unjaku | 2014-01-22 13:13 | その他 | Comments(2)