朝ドラ「ごちそうさん」をご覧になっているでしょうか?
今ちょっと大変なことになっていますね。
目が離せません。
というのは、今までほとんど描かれることのなかったテーマが
放映されているからです。
テーマと呼ぶほど大げさなのものではないかもしれませんが、
問題の主は、め似子の娘「ふ久」。
科学が異常に好きな風変りな娘です。
三度のご飯を食べるより、数式の計算をしているのが好きという16歳。
この娘に縁談が来たことがきっかけになって、
彼女は弟の先輩、諸岡君に言い放ちます。
「諸岡君の複製が欲しい。諸岡君の複製を産みたい!」
子供を産みたいじゃなくて「複製」というのが科学女子らしい可笑しさではありますが、
その後、彼女は諸岡君の家を訪ねて、彼の部屋で言います。
「この際、あんたの気持はどうでもいいの。」
彼女はうろたえる諸岡君の前で、服を脱ぎ始めます。
そこへ飛び込んできたのが、「ふ久」の弟。
諸岡君はやっと窮地を脱したのであります。
弟の君は、その夜両親に言います。
「みて来た通りに話すから怒らないで。今日姉ちゃんが夜這いしておった。」
事の大変さに関わりなく、可笑しくて笑ってしまいました。
一体何が「ふ久」をそこまで突き動かしたのでしょう?
男女の間をこのように描いたドラマはなかったような気がしますが
戦火の迫る日常の中では、平和な時には考えられないような、「何か」が
あったのかもしれません。
科学女子「ふ久」、これからどうなるのでしょう。
hibari
2014.2.18