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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929

ハプスブルグのマリーアントワネット


ドイツの薔薇、マリーアントワネット。
やっぱりドイツは、ハプスブルグ家と縁が深いのね。

薔薇の名前にも、マリーアントワネットが選ばれる。
ハプスブルグのマリーアントワネット_c0202113_1614975.jpg

やっと花開いたのに、昨日の雨に打たれ
今日の雷雨に打たれ、散ってしまった。

まるでフランス革命に翻弄された彼女の運命の様だ。

マリーアントワネットには、様々な逸話がついて廻るけれど
最期の断頭台に上る時、死刑執行人の手を踏んでしまった。
マリーは、その手の持ち主に
「手を踏んでごめんなさい。」と、謝ったと言う切ない話も残っている。

ハプスブルグ女王マリアテレジアの娘としての誇りを、
最後まで失うことがなかったと云うことだろうか。



「マリーアントワネットの植物誌」という本があることを最近知った。
きっと彼女は、宮廷の退屈な暮らしの合間に、
薔薇だけでなく植物へ深い関心を持ち、
一冊の本にまとめられるほどへの
深い造詣を育んでいったのだろう。

革命というものは残酷で、人の血に飢えた怪物のようなものだ。
時に、死ななくてもよい人々まで生贄にする。
ロシア革命も、中国の文化大革命もそうだった。

アメリカの奴隷解放に続くアフリカ系黒人たちの
苛烈な差別に対する様々な公民権運動の中で
キング牧師も犠牲になった。ロバート・ケネディも暗殺された。

私たちの歴史は、血で汚れている。
血の流れない日は無いほど世界中で、
意味のない殺戮と差別が続いている。

いったい私たちはどうすればよいのか・・・・?
今日、雷雨にぬれて帰ったチビ二人が奇しくも言った。
恐いのは、「戦争・地震・雷・火事・親父」。

彼女らは、私たちよりはるかに賢い。
教育は、誠に尊い聖業。
子供たちは、未来を担う尊い人材なのだと、あらためて無邪気な二人を見つめた。

薔薇から話がとんでもない方向へ吹っ飛んだ今日の嵐でした。




hibari
2014.5.22
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by unjaku | 2014-05-22 16:49 | 薔薇 | Comments(0)