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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929

ず~っと変わらぬものは胸の中に


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今日、思いがけなく椿のつややかな実を見つけました。


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今年の春、庭の持ち主が、
かなり枝を下ろしたので、藪椿の花が少なかったのです。

種を数えたら全部で6個ありました。



もうかなり高齢になってきた私にとって
春に菜の花が何とも言えぬ青っぽいオイルの匂いに包まれて咲き乱れ
梅や桜が咲き、ツバメが飛来して子育てにいそしみ、野の花が咲いて
田圃には、新しい稲の苗が涼しげに植え込まれていく。
ウグイスの高らかなさえずりの中に、いつもと変わらぬ光景が繰り返される、
なんでもない日常が尊いのです。



目を閉じれば、寒い冬の麦踏の光景が、朝日と共に吐く白い息に包まれて
浮かび上がる。リズミカルな足踏みの作業。冬の欠かせぬ作業。
やがて青々とした麦畑に雲雀が巣をつくり子育てをする。

ああ・・貧しかったけれど、何と美しく神々しい光に包まれて暮していたのだろう。
変わらぬものが胸の奥深く仕舞われていた美しい光景を蘇らせる。
父の庭に咲いていたささやかな花たち。
丹精込めた七色畑。
学校への通学路。朝父親に叱られて泣きながら行ったこともあったっけ。
胸の奥の懐かしい風景。

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おまけの画像。
カラスの落した羽。あらためて見れば、美しい黒の色。
ず~っと変わらぬものは胸の中に_c0202113_20403350.jpg

昔、日本女性の黒髪は、カラスの濡れ羽色と称えられました。

今は
椿オイルでマッサージして、それからアレルギー対応のシャンプーで洗うのが
私のシャンプーの流儀です。

懐かしい思い出は、胸の中にしまって生きていくでしょうね。
夫の好きな老前整理も、そこまでは捨てられないわね。



hibari
2014.7.15
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by unjaku | 2014-07-15 20:51 | その他 | Comments(0)