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by hibari0929

アンギアーリの戦い・・・追記


12日に書いた記事「アンギアーリの戦い」に
思いがけない数のアクセスをいただきました。

あまり関心のない内容かと思うと同時に
長すぎる文章も、面倒な事と思い
調べたかなりの部分は省略しました。

読んでくださった皆様方にもう少し話題を
と思い追記を書きます。


アンギアーリの戦い・・・追記_c0202113_16173654.jpg


アンギアーリの戦いは、史実に基づいた争いで、
1440年に、ミラノ公国とフィレンツェ共和国の間で
アンギアーリという地で、両方の軍隊の激烈な戦いが起こりました。

その戦いをモチーフにして描かれたのが、この絵「アンギアーリの戦い」なのです。

フィレンツェの500人大会議場の壁を飾る絵を依頼されて、
L・ダ・ヴィンチが1504年に書き始めた時、契約書にサインしたのは
かの有名な政治家マキャヴェリでありました。
時にダ・ヴィンチ52歳。晩年に近くなっていました。

「アンギアーリの戦い」は、フレスコ画ではなく油絵具を使って書かれましたが
板絵に油絵具がうまくなじまなくて、そうとうダ・ヴィンチは苦労したようです。
結果として、ダ・ヴィンチは途中で製作を諦めることになります。

しかしながら、この絵に描かれた人物の名前は判明しています。
それは、ダ・ヴィンチが夥しい肖像画のスケッチや、
馬や人間のあらゆる動きを、驚くほどの数のスケッチにして
遺しているからです。

ダ・ヴィンチは左利きだったと言われていますが
文字は右側から全て鏡文字にして残しました。
克明に描かれたノートの文字は、誠に美しく整然とならび、
そのノートさえ芸術品と呼びたくなるほどです。

まさに稀有の天才でありました。
今回、「アンギアーリの戦い」を観ることができたのは
幸せなことでした。
イタリア・ウフィッチ美術館から貸し出された、まさしく名画でした。


hibari
2015.6.14
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by unjaku | 2015-06-14 16:19 | その他 | Comments(0)