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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929

中傷と侮辱


昨晩でしたでしょうか。1昨日でしたでしょうか。
アメリカのゴールデン・グローブ賞のセシル・B・デミル賞に
メリル・ストリープさんが選ばれたというニュースが流れましたね。
受賞のコメントの中で、暗に次期大統領への批判がありました。
「身体障碍をもつ記者の真似をする振る舞いをした。胸がつぶれる思いだった。
侮辱は侮辱を、暴力は暴力を新たに生む」と、彼女は言ったのです。
次期政権とアメリカの行く末を案じてのことだったのでしょう。

しかし、トランプ次期大統領はいち早くツイッターで彼女を侮辱しました。
「メリルストリープはクリントンの腰巾着であり、ハリウッドでもっとも過大評価されてきた
女に過ぎない。」

愕然としましたね。
次期大統領になろうという人物が、ツイッターを使って、
次期政治とは関係ない個人を攻撃するという事態にです。

少なくとも民主主義の最前線で、指導者(大統領)たるもの
「あなたと私の意見は違うかもしれない。しかし、あなたの意見は襟を正して聞きましょう。」
というくらいの度量がなくてどうするのでしょうか?

はっきり言いましょう。
トランプがツイッターを使って、個人攻撃・侮辱をするのは許せない。
トランプのツイッターが公式発言とするならば、議会での発言より、公式の場での発言よりも
ツイッターで彼が発信する影響力のほうが大きくなり、社会の分断はより深く甚大な物と広がるだろう。彼のブレーンがどんなものになるかは知らない。よほどしっかりしたブレーンがいなければ、
彼はとんでもない混乱を世界に引き起こすだろう。

トランプ氏が家族を大切に思うのはよくわかった。
しかし世界で問題になっている貧困と格差と、ことなる人種への差別、暴力・テロ、これらの問題はどうするのか?あなたの家族で解決しようとでもいうのか?
もうとんでもない思い上がりだ。

有名女優の個人的批判に、これほど口汚くののしったトランプ氏の度量の狭さを垣間見て
彼は、世界の平和と秩序を維持するのは、自分の会社を経営するのと同じようなもんだ、と
勘違いしているのではないかと、心配になるのである。
世の人は、これを老婆心と呼ぶのでしょうか。


中傷と侮辱_c0202113_221034.jpg

イギリス、アンハサウェイの庭。色とりどりの様々な個性の花咲く庭は
ほんとに美しいです。
トランプさん、少し「人間の美学」を学問なさったら?
お金には代えられない価値観がこの世にはあるとわかるはずですよ。



hibari
2017.1.10
Commented by Rita at 2017-01-12 16:03 x
新年のご挨拶がおそくなってしまいました^^;
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

私もトランプさんの件で失望してしまいました。
以前から不安がありましたが、
ますますこの先への不安が大きくなってしまいました。
あまりにも品がなさすぎる方ですね。
Commented by unjaku at 2017-01-12 18:49
Ritaさん 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今日もトランプ氏の記者会見の様子が、これでもかというほど流されていました。
独裁者か、と思うほど傲慢で、前日オバマ大統領が最後の演説の途中で涙をぬぐっていた気持ちが伝わってくるほどでした。

トランプのアメリカ、没落の始まりでしょうか。
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by unjaku | 2017-01-10 22:14 | その他 | Comments(2)