秋を告げる庭。
白い彼岸花が群れ咲いています。
雨の降りそうな雲の下で、白い彼岸花はいっそう美しい。
この庭の持ち主であるご夫妻が亡くなられて、
もう数年が経とうとしています。
豊かな自然に惹かれて、この地に住まいを移し
野鳥や野の花を愛された芸術家ご夫妻でした。
庭は時折、草が刈りこまれているものの、
月日と共に荒れ果てていくのをみるのは切ないものがあります。
無断で庭になどもぐりこんではいけないのですが、
今朝はそっと写真を撮らせていただきました。
雫をのせた萩の花。
主を失くしても忘れずに咲く花たち。
荒れた生垣には、何と山葡萄が実をつけていました!
お二人が見たら、さぞ喜んだことでしょう。
来年は果たして見ることができるでしょうか?
hibari
2017.9.16