きりりとした眼差しの美しいジャクリーヌ・ササール。
この写真はいつ頃のものだろう。今見ても全く古さを感じさせないスタイル。
数日前の新聞で、彼女が主演した映画「三月生まれ」がDVD化したというニュースを見た。
なんて懐かしい!
彼女は1940年3月生まれのフランス人女優。1956年には、「悲しみよこんにちは」の主演の話が持ち上がるが、英語が話せなかったため実現しなかった。
が、その後主演したイタリア映画「芽ばえ」で一躍有名になり、活動の拠点もイタリアに移った。
「芽ばえ」は青春の純愛を描いたイタリア映画の名作。
原題は「グエンダリーナ」。主人公の名前である。
グエンダリーナは裕福な家庭の娘で、両親と共にに避暑地で夏を過ごしている。
グエンダリーナの気がかりは、両親の不仲である。
そんなお嬢様のグエンダリーナが、オーベルタンという青年に恋をする。
オーベルタンの家庭は大家族で裕福とはいえない。
が、彼は建築を学ぶために勉学にいそしんでいる。
遊んでばかりいる自分の友人達にはない真摯な若者の魅力を
オーベルタンに見出したのだ。
美しく我儘なグエンダリーナの正直な恋。楽しい二人の日々は夢のように過ぎる。
そんなある日、デートから戻ってきたグエンダリーナに、
突然両親がイギリスへ仕事で赴任すると言い出す。
別れの時間を探す事もできないまま、駅での慌しい別れの時を迎える二人。
走り出した列車がトンネルに差し掛かった時、
グエンダリーナは、ひとり席を離れ、
列車の轟音に隠れるように激しく泣くのだった。
この映画を見たときは、主人公と同じティーンエイジャーだったから、
かなり強い感情移入をした。
幸せな初恋の時間に、突然終止符を打たなければならない悲しみは、
まるで仮想体験だった。
1970年に、人気の絶頂にありながら突然スクリーンから姿を消す。
「お嬢様 お手やわらかに」では、アラン・ドロンと共演しているジャクリーヌ・ササールでした。
hibari
2018.1.10
この写真はいつ頃のものだろう。今見ても全く古さを感じさせないスタイル。
数日前の新聞で、彼女が主演した映画「三月生まれ」がDVD化したというニュースを見た。
なんて懐かしい!
彼女は1940年3月生まれのフランス人女優。1956年には、「悲しみよこんにちは」の主演の話が持ち上がるが、英語が話せなかったため実現しなかった。
が、その後主演したイタリア映画「芽ばえ」で一躍有名になり、活動の拠点もイタリアに移った。
「芽ばえ」は青春の純愛を描いたイタリア映画の名作。
原題は「グエンダリーナ」。主人公の名前である。
グエンダリーナは裕福な家庭の娘で、両親と共にに避暑地で夏を過ごしている。
グエンダリーナの気がかりは、両親の不仲である。
そんなお嬢様のグエンダリーナが、オーベルタンという青年に恋をする。
オーベルタンの家庭は大家族で裕福とはいえない。
が、彼は建築を学ぶために勉学にいそしんでいる。
遊んでばかりいる自分の友人達にはない真摯な若者の魅力を
オーベルタンに見出したのだ。
美しく我儘なグエンダリーナの正直な恋。楽しい二人の日々は夢のように過ぎる。
そんなある日、デートから戻ってきたグエンダリーナに、
突然両親がイギリスへ仕事で赴任すると言い出す。
別れの時間を探す事もできないまま、駅での慌しい別れの時を迎える二人。
走り出した列車がトンネルに差し掛かった時、
グエンダリーナは、ひとり席を離れ、
列車の轟音に隠れるように激しく泣くのだった。
この映画を見たときは、主人公と同じティーンエイジャーだったから、
かなり強い感情移入をした。
幸せな初恋の時間に、突然終止符を打たなければならない悲しみは、
まるで仮想体験だった。
1970年に、人気の絶頂にありながら突然スクリーンから姿を消す。
「お嬢様 お手やわらかに」では、アラン・ドロンと共演しているジャクリーヌ・ササールでした。
hibari
2018.1.10
Commented
by
BBpinevalley at 2018-01-10 18:41
こんにちは。
この女優さん、知りませんでした。
と思ったら、アラン・ドロンと共演した映画では観ていたはず。
イタリアで主に活躍していたようですね。
イタリア顔ですものね。
↓のページでは、お姿拝見してしまいました。
素敵な色のブルーのセーターが、綺麗なシルバーグレーの御髪に映えますね。
私も、早くもっとグレーになってくれればいいんだけれども、中途半端でイケマセン。
この女優さん、知りませんでした。
と思ったら、アラン・ドロンと共演した映画では観ていたはず。
イタリアで主に活躍していたようですね。
イタリア顔ですものね。
↓のページでは、お姿拝見してしまいました。
素敵な色のブルーのセーターが、綺麗なシルバーグレーの御髪に映えますね。
私も、早くもっとグレーになってくれればいいんだけれども、中途半端でイケマセン。
0
Commented
by
kanafr at 2018-01-11 01:48
Commented
by
unjaku at 2018-01-11 14:15
BBpinevalleyさん こんにちは。
ジャクリーヌ・ササールは若き日の女神でした。そして、横顔にものすごい気品のある人でした。
私の画像・・もうあっという間におばぁさんになりました。ブルーのセーターは男性用なので、少しばかり大きかったようです。緊張感のある素敵なおばあさんを目指してきたのですが、思うようにはなりません。頑張らなくっちゃ!
髪の毛もね、友人たちからは「染めたら!」と言われている中途半端さなのです。
ジャクリーヌ・ササールは若き日の女神でした。そして、横顔にものすごい気品のある人でした。
私の画像・・もうあっという間におばぁさんになりました。ブルーのセーターは男性用なので、少しばかり大きかったようです。緊張感のある素敵なおばあさんを目指してきたのですが、思うようにはなりません。頑張らなくっちゃ!
髪の毛もね、友人たちからは「染めたら!」と言われている中途半端さなのです。
Commented
by
unjaku at 2018-01-11 14:18
Commented
at 2018-01-12 21:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
Haj
at 2024-02-25 16:28
x
題名を忘れていたのに、主人公グエンダリーナとオーベルタンの名前は50年以上も覚えていました。彼女が脱いだサンダルを手に持って走る姿はズーッと記憶していました。新鮮な10代の思い出です(^^)
Commented
by
unjaku at 2024-02-25 20:43
初めまして。
懐かしい映画がきっかけになって、コメントを頂けるのは
まれな出来事です。
和解した両親と暮らす生活ゆえに、恋をあきらめなければならなかったグエンダリーナ。
オーベルタンから借りたコートを返す為に、走る列車から身を乗り出すようにコートを投げ出すグエンダリーナ。
多感な十代の私にとっても忘れ難い映画でした。
懐かしい映画がきっかけになって、コメントを頂けるのは
まれな出来事です。
和解した両親と暮らす生活ゆえに、恋をあきらめなければならなかったグエンダリーナ。
オーベルタンから借りたコートを返す為に、走る列車から身を乗り出すようにコートを投げ出すグエンダリーナ。
多感な十代の私にとっても忘れ難い映画でした。