私の頭は怒りで沸騰点に達している。
女性は長い間男性の植民地だった。
些細なことで、私たち夫婦は昨夜大喧嘩に見舞われる寸前になった。
いつまでたっても、わが世代は、女は男の植民地だ。
それは、経済面で弱い立場にあることが最大の原因。
いつまでたっても夫は「トランプ」で私は「パレスチナ」だ。
がんばれ若い世代。
男なんか蹴飛ばして生きろ。
子供が生まれたら、男に育児させて、貴女は高給を取って仕事をしなさい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
発端は、パレスチナ問題だったの。
第二次大戦後、国連の庇護のもとに、イスラエルが建国した場所は
もとはパレスチナの人々が暮らす土地だった。
何十万もの人を追い出すようにして建国したイスラエル、ユダヤ人の国。
イスラエルは、パレスチナの人々のオリーブ畑やオレンジ畑を焼き尽くして
パレスチナの人が逃げた後の土地で暮らし始めた。
それからず~~~っとパレスチナの人は自治区と呼ばれた地域で
イスラエルとアメリカ・イギリスなどの圧倒的な力の下でかろうじて暮らしてきた。
歴史をさかのぼれば、様々な要因が積み重なっている不安定な地域には
違いないけれど、ガザと呼ばれる地域はイスラエルによって、
高い塀が築かれ、狭い地域にパレスチナの人が暮らしている。
ほとんど外の世界とは断絶した地域だ。
かって「ゲットー」に強制収容されたユダヤ人と
同じような暮らしを余儀なくされているのが今のガザの現状だ。
そこに起きた事件。
エルサレムがイスラエルの首都だとトランプが勝手に主張した挙句
大使館を移した。トランプはいつからイスラエルの大統領になったのだ?
エルサレムはイスラム教徒・ユダヤ教徒・キリスト教徒の聖地だ。
国際的な激しい非難のなか、アメリカが大使館を移したことで、パレスチナの怒りが爆発した。
アメリカ大使館の開設に、ユダヤ教に改宗したイバンカが現れた。
(写真は申し訳ありません。お借りいたしました。)
集まった人々は富属層ばかり。
パレスチナで難民のために働いている人のメールの内容を
昨日たまたま知る機会があった。
「イスラエルの国民は、ヒトラーによる抹殺の為の様々な虐殺体験のせいで、強い被害者意識から
抜け出すことができないでいる。そのため、パレスチナ人が直面している危機を正視することができない。」とありました。
イスラエルは、自分たちがたどってきた運命をパレスチナの人々に押し付けずにはいられないのだろうか?ナチスと同じ行為をしようとしていることに気づかないのだろうか。
パレスチナ人を消し去るまで、彼らは虐殺を続けるのだろうか?
なんという皮肉だろう。
若い人よ。世界のこうした矛盾に気付いてほしい。
私が若いころ、といっても中学生の時には、ベトナム戦争があり、
幼いながら、新聞やテレビの報道で知りうる限りの資料を手にして
友人たちと激しい議論をした。
アメリカも当時は、ベトナム戦争への厭世感や、公民権運動で
激しく揺れ動いていた。
ケネディ大統領の暗殺事件・ケネディ司法長官の暗殺事件・
キング牧師の暗殺事件と、立て続けに大きな事件が続いて、
若い世代の日本人も大きなショックを受けた時代だった。
若い人よ 仮想世界ばかりに遊ばないで欲しい。
子供が飢えに苦しんだり、命を脅かす環境の中で暮らしている現実を
少しでもいいから知って欲しい。
やがて大国アメリカがベトナムに負けて「サイゴン陥落の日」を迎える。
あの日々の映像は命にしっかり刻まれている。
しかも、枯葉剤の影響は今も残り、生まれる命を脅かしている。
若い人よ、戦争に巻き込まれるな。
傷ついた人を、どうしたら助けることができるか学んでほしい。
先達はいる。その人の話をしっかり聞いてほしい。
希望は、年寄ではなくて若い君たちに託すしかない。
hibari
2018.5.17
女性は長い間男性の植民地だった。
些細なことで、私たち夫婦は昨夜大喧嘩に見舞われる寸前になった。
いつまでたっても、わが世代は、女は男の植民地だ。
それは、経済面で弱い立場にあることが最大の原因。
いつまでたっても夫は「トランプ」で私は「パレスチナ」だ。
がんばれ若い世代。
男なんか蹴飛ばして生きろ。
子供が生まれたら、男に育児させて、貴女は高給を取って仕事をしなさい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
発端は、パレスチナ問題だったの。
第二次大戦後、国連の庇護のもとに、イスラエルが建国した場所は
もとはパレスチナの人々が暮らす土地だった。
何十万もの人を追い出すようにして建国したイスラエル、ユダヤ人の国。
イスラエルは、パレスチナの人々のオリーブ畑やオレンジ畑を焼き尽くして
パレスチナの人が逃げた後の土地で暮らし始めた。
それからず~~~っとパレスチナの人は自治区と呼ばれた地域で
イスラエルとアメリカ・イギリスなどの圧倒的な力の下でかろうじて暮らしてきた。
歴史をさかのぼれば、様々な要因が積み重なっている不安定な地域には
違いないけれど、ガザと呼ばれる地域はイスラエルによって、
高い塀が築かれ、狭い地域にパレスチナの人が暮らしている。
ほとんど外の世界とは断絶した地域だ。
かって「ゲットー」に強制収容されたユダヤ人と
同じような暮らしを余儀なくされているのが今のガザの現状だ。
そこに起きた事件。
エルサレムがイスラエルの首都だとトランプが勝手に主張した挙句
大使館を移した。トランプはいつからイスラエルの大統領になったのだ?
エルサレムはイスラム教徒・ユダヤ教徒・キリスト教徒の聖地だ。
国際的な激しい非難のなか、アメリカが大使館を移したことで、パレスチナの怒りが爆発した。
アメリカ大使館の開設に、ユダヤ教に改宗したイバンカが現れた。
(写真は申し訳ありません。お借りいたしました。)
集まった人々は富属層ばかり。
パレスチナで難民のために働いている人のメールの内容を
昨日たまたま知る機会があった。
「イスラエルの国民は、ヒトラーによる抹殺の為の様々な虐殺体験のせいで、強い被害者意識から
抜け出すことができないでいる。そのため、パレスチナ人が直面している危機を正視することができない。」とありました。
イスラエルは、自分たちがたどってきた運命をパレスチナの人々に押し付けずにはいられないのだろうか?ナチスと同じ行為をしようとしていることに気づかないのだろうか。
パレスチナ人を消し去るまで、彼らは虐殺を続けるのだろうか?
なんという皮肉だろう。
若い人よ。世界のこうした矛盾に気付いてほしい。
私が若いころ、といっても中学生の時には、ベトナム戦争があり、
幼いながら、新聞やテレビの報道で知りうる限りの資料を手にして
友人たちと激しい議論をした。
アメリカも当時は、ベトナム戦争への厭世感や、公民権運動で
激しく揺れ動いていた。
ケネディ大統領の暗殺事件・ケネディ司法長官の暗殺事件・
キング牧師の暗殺事件と、立て続けに大きな事件が続いて、
若い世代の日本人も大きなショックを受けた時代だった。
若い人よ 仮想世界ばかりに遊ばないで欲しい。
子供が飢えに苦しんだり、命を脅かす環境の中で暮らしている現実を
少しでもいいから知って欲しい。
やがて大国アメリカがベトナムに負けて「サイゴン陥落の日」を迎える。
あの日々の映像は命にしっかり刻まれている。
しかも、枯葉剤の影響は今も残り、生まれる命を脅かしている。
若い人よ、戦争に巻き込まれるな。
傷ついた人を、どうしたら助けることができるか学んでほしい。
先達はいる。その人の話をしっかり聞いてほしい。
希望は、年寄ではなくて若い君たちに託すしかない。
hibari
2018.5.17