さて、ブルーシャドウ号一日目の夜が明けて
朝食後、コム オンボ神殿に向けて出発。徒歩です。
数分で神殿が見えてきました。
階段を上がり切ると門の前。
この神殿は、プトレマイオス朝に建設されました。
エジプト王朝最後の王朝時代です。
振り返ると、物売りのおじさんたちも出勤のご様子。
うっかり目が合うと、相当しつこく追い回されるので無視。
見上げると、からりとした青空。
この日も晴天です。
こちらは、神様になったハゲワシの図。
あちこちの神殿でもよく見かけました。
数千年を経てまだ色もしっかりと残っています。
ただ驚くしかありません。
家のお嬢さん 何を見てるのかしら?
アデルの説明しているレリーフには、様々な神様の絵が描かれています。
トキ・ライオン・ハヤブサなど。
エジプトは多神教ですから、何でも神様にしてしまいます。
日本と似てるかな?そういえば、古代ローマも多神教でした。
この神殿は、ワニが人を襲わないよう神様にしている神殿です。
「ワニのミイラ館」があり、そこにはミイラになって出土したワニが展示してあります。
恐いもの見たさで見てまいりました。さすがに写真までは・・・。
こちらはナイルメーター。
ここに溜まる水の量で氾濫を予知していたとか。
神殿のレリーフの中には古代エジプトの暦もありました。
そして、「アデル The boss」でご紹介した「手術用具や出産のレリーフ」もここにあります。
次は、およそ190年前に、砂に埋もれていたコム オンボ神殿と
イシス神殿の絵です。
イギリス人のデビッド ロバーツが書いたものです。
彼は1830年ころからエジプトを旅して、古代遺跡の絵を100点近く
持ち帰ったそうです。
右側イシス神殿の塔には、まだ鮮やかな色が残っていたのがわかります。
現在は、すっかり退色していました。
たった190年が過ぎただけなのか・・・・?
神殿を出ると、眩しい陽射し。
大きな木立の影が涼しそうです。
そう言えばエジプトの男たち、このような日陰でよくおしゃべりしていました。
コム オンボ神殿は、プトレマイオス朝ののち、
ローマからの迫害を逃れたキリスト教徒(コプト教徒)が隠れて
信仰を続けたせいで、レリーフが傷つけられたり、蝋燭をともしたりしたせいで
煤で汚れてしまった場所もあります。そして、レリーフを削った上から十字架を
彫ったりしました。
次に訪れたホルス神殿も同じような運命の中にありました。
hibari
2020.1.9
朝食後、コム オンボ神殿に向けて出発。徒歩です。
数分で神殿が見えてきました。
階段を上がり切ると門の前。
この神殿は、プトレマイオス朝に建設されました。
エジプト王朝最後の王朝時代です。
振り返ると、物売りのおじさんたちも出勤のご様子。
うっかり目が合うと、相当しつこく追い回されるので無視。
見上げると、からりとした青空。
この日も晴天です。
こちらは、神様になったハゲワシの図。
あちこちの神殿でもよく見かけました。
数千年を経てまだ色もしっかりと残っています。
ただ驚くしかありません。
家のお嬢さん 何を見てるのかしら?
アデルの説明しているレリーフには、様々な神様の絵が描かれています。
トキ・ライオン・ハヤブサなど。
エジプトは多神教ですから、何でも神様にしてしまいます。
日本と似てるかな?そういえば、古代ローマも多神教でした。
この神殿は、ワニが人を襲わないよう神様にしている神殿です。
「ワニのミイラ館」があり、そこにはミイラになって出土したワニが展示してあります。
恐いもの見たさで見てまいりました。さすがに写真までは・・・。
こちらはナイルメーター。
ここに溜まる水の量で氾濫を予知していたとか。
神殿のレリーフの中には古代エジプトの暦もありました。
そして、「アデル The boss」でご紹介した「手術用具や出産のレリーフ」もここにあります。
次は、およそ190年前に、砂に埋もれていたコム オンボ神殿と
イシス神殿の絵です。
イギリス人のデビッド ロバーツが書いたものです。
彼は1830年ころからエジプトを旅して、古代遺跡の絵を100点近く
持ち帰ったそうです。
右側イシス神殿の塔には、まだ鮮やかな色が残っていたのがわかります。
現在は、すっかり退色していました。
たった190年が過ぎただけなのか・・・・?
神殿を出ると、眩しい陽射し。
大きな木立の影が涼しそうです。
そう言えばエジプトの男たち、このような日陰でよくおしゃべりしていました。
コム オンボ神殿は、プトレマイオス朝ののち、
ローマからの迫害を逃れたキリスト教徒(コプト教徒)が隠れて
信仰を続けたせいで、レリーフが傷つけられたり、蝋燭をともしたりしたせいで
煤で汚れてしまった場所もあります。そして、レリーフを削った上から十字架を
彫ったりしました。
次に訪れたホルス神殿も同じような運命の中にありました。
hibari
2020.1.9
Commented
by
BBpinevalley at 2020-01-10 05:14
こんにちは。
イヤ〜、なんだか夢が膨らみますね。
はやぶさのレリーフが時を経てもくっきりと。
私も、窓の外の景色を旋回する鷲やはやぶさを眺めるのですが、飽きないです。
神と崇めたくなる気持ち、分かります。
ローマから逃げてきたキリスト教者たちが神殿に隠れてたと。
落書きはいけませんネ。
一神教は、どうも狂信的でいけません(現在の戦争は殆ど一神教のせい)
前のナセル湖のところで、クレオパトラはあそこまで行かなかったとのこと。
シーザーとの川下りは、ほんの少しだったのでしょうか?
もっと本を読んでみたいです。
イヤ〜、なんだか夢が膨らみますね。
はやぶさのレリーフが時を経てもくっきりと。
私も、窓の外の景色を旋回する鷲やはやぶさを眺めるのですが、飽きないです。
神と崇めたくなる気持ち、分かります。
ローマから逃げてきたキリスト教者たちが神殿に隠れてたと。
落書きはいけませんネ。
一神教は、どうも狂信的でいけません(現在の戦争は殆ど一神教のせい)
前のナセル湖のところで、クレオパトラはあそこまで行かなかったとのこと。
シーザーとの川下りは、ほんの少しだったのでしょうか?
もっと本を読んでみたいです。
0
Commented
by
alfa2019y at 2020-01-10 09:38
Commented
by
unjaku at 2020-01-10 16:22
pinevalleyさん こんにちは、
写真の整理が追い付かなくて、そろそろ焦っています。
古代エジプトの神殿のレリーフは、
まことに見ごたえのあるものでした。
コプト教徒はあちこちの神殿に潜んで、信仰を貫いたようですが
歴史的遺産まで破壊するなど、それはそれで野蛮な行為と言えます。
シーザー(カエサル)は長い内乱とオリエント平定のあと
エジプトにやって来ます。
その頃エジプトはお決まりのお家騒動で、カエサルはクレオパトラを
擁護して、お家騒動をおさめます。
ガリア遠征から内乱へとずっと戦いの中にあったカエサルは、
アレキサンドリアで2か月の休養をとります。
そのカエサルを最大限もてなし、歓待したのはクレオパトラでした。
カエサルの休日は、クレオパトラとナイルの上流を目指す旅でした。
ときにいクレオパトラ21歳。カエサルの愛人になります。
カエサルは、クレオパトラを愛してはいましたが、遺言状には
彼女の名前はありませんでした。
そこには、カエサルの深い配慮があったのですが、クレオパトラ
は気づくことなく、ひどく憤慨したと言います。
自分の容姿が、カエサルの愛情をとらえたのだと信じてやまぬ
女のうぬぼれが、その後の彼女の運命を決めていきます。
写真の整理が追い付かなくて、そろそろ焦っています。
古代エジプトの神殿のレリーフは、
まことに見ごたえのあるものでした。
コプト教徒はあちこちの神殿に潜んで、信仰を貫いたようですが
歴史的遺産まで破壊するなど、それはそれで野蛮な行為と言えます。
シーザー(カエサル)は長い内乱とオリエント平定のあと
エジプトにやって来ます。
その頃エジプトはお決まりのお家騒動で、カエサルはクレオパトラを
擁護して、お家騒動をおさめます。
ガリア遠征から内乱へとずっと戦いの中にあったカエサルは、
アレキサンドリアで2か月の休養をとります。
そのカエサルを最大限もてなし、歓待したのはクレオパトラでした。
カエサルの休日は、クレオパトラとナイルの上流を目指す旅でした。
ときにいクレオパトラ21歳。カエサルの愛人になります。
カエサルは、クレオパトラを愛してはいましたが、遺言状には
彼女の名前はありませんでした。
そこには、カエサルの深い配慮があったのですが、クレオパトラ
は気づくことなく、ひどく憤慨したと言います。
自分の容姿が、カエサルの愛情をとらえたのだと信じてやまぬ
女のうぬぼれが、その後の彼女の運命を決めていきます。
Commented
by
unjaku at 2020-01-10 16:33
プトレマイオス朝、最後の王がクレオパトラでした。
クレオパトラは、カエサルの死後アントニウスと結婚して
双子を産みます。ローマは二重婚を認めていなかったので
アントニウスは最初の妻オクタビアを離縁します。
ローマの市民は火のように憤慨して、アントニウスを見放します。
アントニウスはクレオパトラに溺れ、やがて、オクタビアヌス
と決定的な戦争状態に陥り、アクティウムの海戦であっけなく負けます。その後、クレオパトラは、オクタビアヌスの懐柔に乗り出しますが
カエサルの後継者は受け付けませんでした。
やがて女王は自害。
ここに、エジプトの王朝は完全に消え去ったわけです。
そのうちホルスの写真も登場すると思います。
クレオパトラは、カエサルの死後アントニウスと結婚して
双子を産みます。ローマは二重婚を認めていなかったので
アントニウスは最初の妻オクタビアを離縁します。
ローマの市民は火のように憤慨して、アントニウスを見放します。
アントニウスはクレオパトラに溺れ、やがて、オクタビアヌス
と決定的な戦争状態に陥り、アクティウムの海戦であっけなく負けます。その後、クレオパトラは、オクタビアヌスの懐柔に乗り出しますが
カエサルの後継者は受け付けませんでした。
やがて女王は自害。
ここに、エジプトの王朝は完全に消え去ったわけです。
そのうちホルスの写真も登場すると思います。
Commented
by
alfa2019y at 2020-01-10 19:36
Commented
by
unjaku at 2020-01-11 14:53
映画は見ました。
何しろエリザベステーラーが主演でしたから。
配役は素晴らしくても、単なる娯楽映画。(ごめんね)
クレオパトラはギリシャ人の子孫ですから、
普段はもっぱらギリシャ風の生活・スタイルだったようです。
何しろエリザベステーラーが主演でしたから。
配役は素晴らしくても、単なる娯楽映画。(ごめんね)
クレオパトラはギリシャ人の子孫ですから、
普段はもっぱらギリシャ風の生活・スタイルだったようです。
Commented
by
alfa2019y at 2020-01-11 16:48
Commented
by
unjaku at 2020-01-12 14:49