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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929
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カテゴリ:映画と女優( 32 )


映画 アーティスト


スターチャンネルで2012年のアカデミー賞・作品賞に選ばれた
「アーティスト」を観ることができました。
この映画はハリウッドを舞台にしたフランス映画。

出演者それぞれが素晴らしいのですが
とりわけ「アギー」を演じたジャック・ラッセル・テリア犬!の
演技にはもう脱帽!
ほぼ全編にわたって出てくるのですが、もう主役級です。
犬が出てくる映画には超弱い私。

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ジャック・ラッセル・テリアです。
イギリスのコッツウォルドで出会いました。窓辺で日向ぼっこ。
チャールズ皇太子の愛犬としても有名です。


物語は、ハリウッドが無声映画からトーキーへと移っていく時代で
無声映画の大スターが凋落していくのと相反するように
彼が見出した新人女優ペピーがトーキー映画でスターに上り詰めていくという内容。

その過程で、犬のアギーは、過去の栄光に引きずられるように落ちぶれていく
かつての大スター「ジョージ・バレンティン」に、いつも寄り添い見守り
死の危機の渦中から、彼を救い出すという一世一代の名演技。
一方新人女優のペピーは、どんな時もジョージを忘れることなく見守っていきます。

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この画像は、映画の開始後間もなく出てくるシーン。
ペピーが憧れのスターの衣装に袖を通しそっと抱かれる時を想像する場面。
ペピーの手の動きに思わず見とれるシーンです。
(画像は公式サイトからお借りしました。)

この映画はモノクロで無声映画の手法を取り入れた、
静かでありながら俳優の確たる演技がなければ成り立たない映画でした。



犬のアギーは第64回・カンヌ映画祭で「パルム ドック賞」を受賞したそうです。(笑)
そして、ハリウッド有名俳優たちが手形を残す通りに
犬として初めて肉球を刻印した存在となりました。


私の2012年と言えば、まだまだ幼いツインズの世話に明け暮れて
都内まで映画を観に行く余裕もない日々でした。
テレビでとはいえ、観たかった映画に出会えるのは幸せなことです。
ましてwanが素晴らしい演技。惚れ惚れと見入ってしまったのでありました。



hibari
2018.10.21
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by unjaku | 2018-10-21 16:18 | 映画と女優 | Comments(0)

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」なんて、ちょっと変わったタイトルだけど、 中身はとてもチャーミングな映画だ。
1985年のスエーデン映画。
私の好きな映画のひとつ。「午前10時の映画祭」です。

タイトルを直訳すれば、「僕の人生は、犬みたいなものさ」くらいだろうか。
主人公は、12歳になった少年・イングマル。
彼はチョット変わったとても魅力的な少年だけれど、 いつも夜空を眺めて、こう思う。
「人工衛星に乗せられて、飢え死にしたライカ犬に比べれば、僕はまだ幸せさ」

c0202113_15294213.jpg


イングマルは、都会で母と兄の三人で暮らしている。
父親は、出稼ぎに行ったまま 帰ってこない。
それでも、愛犬の「シッカン」と共に少年らしい生活をしている。
しかし、優しいお母さんが結核になり、
イングマルは田舎の叔父さんの元へ引き取られることになる。
叔父さんの所へ行くためには、愛犬の「シッカン」と別れなければならなかった。
c0202113_1531417.jpg



それでも、叔父さんの住む田舎に着けば、そこには、可笑しな人・変わった人・元気な少年達がいて、 イングマルはすぐに暮らしに馴染んでいく。
なかでもイングマルは、少年たちのリーダーのサガに強い興味を抱く。
サガは、少年サッカーチームのスターだし、ボクシングだって強いのだ。

サガも、イングマルに強い興味を持ったようで、二人はすぐに仲良くなる。
そして、ある日イングマルは、少年だとばかり思ってきたサガが、実は少女だったことを知る。

c0202113_1534693.png

サッカーの試合中に思わず胸を押さえたサガに「そこじゃないよ。ここだ!」
とイングマルが教えるシーンには、思わず笑みがこぼれてしまう。
サガは、イングマルに胸のふくらみを見せて、「もう、隠せない。女だということが相手のチームにわかったら、サッカーのチームから外される。」と心配する。
女であることを拒否しようとするサガの、初々しい野性的な眼差しの美しさ。
イングマルに膨らみ始めた胸を見せながら、
「どうしたら胸のふくらみを隠せる?」と相談するサガの真剣な表情。


イングマルは、ボクシングの練習にも加わるようになり、
農家の納屋の二階の練習場で、サガの相手もする。
練習が一息ついたところで、 二人はそっと抱き合う。
ほほえましくなるようなシーン。最初の写真です。

その後、イングマルは母を亡くし、叔父さんの暮らす村での生活が本格的なものになる。

悲しい時、淋しい時、イングマルは、ライカ犬のことを思い出し、
あるいは、世の中には自分より不幸な出来事がたくさんあるさ・・と思う。
それも、素直に自然に受け入れる柔軟さと強さを持っている。

やがて、少女であることを受け入れるようになったサガと
イングマルが抱きあうようにしながら
ボクシングの世界チャンピオンを決める試合の実況を、
長閑に聞きながら、二人の未来を暗示するように映画は終わりになる。
c0202113_1544124.jpg


イングマルは良く笑う。「笑いの力」で成長していく少年の強さは、学ぶことが多い。周囲の人々の、のどかで牧歌的な暮らしを背景にしたこの映画は、子供より、大人に理解される作品だと思う。
ちなみに、この作品に登場する少年や少女ほか、多くの人が素人の方だそうです。


hibari
2018.10.1
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by unjaku | 2018-10-01 15:55 | 映画と女優 | Comments(2)

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」なんて、ちょっと変わったタイトルだけど、 中身はとてもチャーミングな映画だ。
1985年のスエーデン映画。
私の好きな映画のひとつ。「午前10時の映画祭」です。

タイトルを直訳すれば、「僕の人生は、犬みたいなものさ」くらいだろうか。
主人公は、12歳になった少年・イングマル。
彼はチョット変わったとても魅力的な少年だけれど、 いつも夜空を眺めて、こう思う。
「人工衛星に乗せられて、飢え死にしたライカ犬に比べれば、僕はまだ幸せさ」

c0202113_15294213.jpg


イングマルは、都会で母と兄の三人で暮らしている。
父親は、出稼ぎに行ったまま 帰ってこない。
それでも、愛犬の「シッカン」と共に少年らしい生活をしている。
しかし、優しいお母さんが結核になり、
イングマルは田舎の叔父さんの元へ引き取られることになる。
叔父さんの所へ行くためには、愛犬の「シッカン」と別れなければならなかった。
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それでも、叔父さんの住む田舎に着けば、そこには、可笑しな人・変わった人・元気な少年達がいて、 イングマルはすぐに暮らしに馴染んでいく。
なかでもイングマルは、少年たちのリーダーのサガに強い興味を抱く。
サガは、少年サッカーチームのスターだし、ボクシングだって強いのだ。

サガも、イングマルに強い興味を持ったようで、二人はすぐに仲良くなる。
そして、ある日イングマルは、少年だとばかり思ってきたサガが、実は少女だったことを知る。

c0202113_1534693.png

サッカーの試合中に思わず胸を押さえたサガに「そこじゃないよ。ここだ!」
とイングマルが教えるシーンには、思わず笑みがこぼれてしまう。
サガは、イングマルに胸のふくらみを見せて、「もう、隠せない。女だということが相手のチームにわかったら、サッカーのチームから外される。」と心配する。
女であることを拒否しようとするサガの、初々しい野性的な眼差しの美しさ。
イングマルに膨らみ始めた胸を見せながら、
「どうしたら胸のふくらみを隠せる?」と相談するサガの真剣な表情。


イングマルは、ボクシングの練習にも加わるようになり、
農家の納屋の二階の練習場で、サガの相手もする。
練習が一息ついたところで、 二人はそっと抱き合う。
ほほえましくなるようなシーン。最初の写真です。

その後、イングマルは母を亡くし、叔父さんの暮らす村での生活が本格的なものになる。

悲しい時、淋しい時、イングマルは、ライカ犬のことを思い出し、
あるいは、世の中には自分より不幸な出来事がたくさんあるさ・・と思う。
それも、素直に自然に受け入れる柔軟さと強さを持っている。

やがて、少女であることを受け入れるようになったサガと
イングマルが抱きあうようにしながら
ボクシングの世界チャンピオンを決める試合の実況を、
長閑に聞きながら、二人の未来を暗示するように映画は終わりになる。
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イングマルは良く笑う。「笑いの力」で成長していく少年の強さは、学ぶことが多い。周囲の人々の、のどかで牧歌的な暮らしを背景にしたこの映画は、子供より、大人に理解される作品だと思う。
ちなみに、この作品に登場する少年や少女ほか、多くの人が素人の方だそうです。


hibari
2018.10.1
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by unjaku | 2018-10-01 15:55 | 映画と女優 | Comments(2)

つながる映画


朝から予報通り雨。けっこう降りましたねぇ。

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BSで、「ペンタゴンペーパー」の続きを観ました。
そうです。「大統領の陰謀」。若いなぁ、R.レッドフォードもD.ホフマンも。
1976年の作品。監督はアラン.J.パクラ。

久しぶりに見て驚くのは、「ペンタゴンペーパー」のラストシーンから
この映画が始まっている事。

共和党員が民主党本部に盗聴器を仕掛けようとした事件である。
メディアの中でも裁判の中でも軽く扱われたこの事件が、
後にニクソン大統領が辞任に追い込まれる「ウォーター・ゲート事件」へと
展開していく。

そして、「ペンタゴンペーパー」のなかで、二本指でタイプライターを
打っていた記者が、トム・ハンクス演じるブラッドリー編集主幹に
「二本指でタイプライターを打つな!!」と注意を受けるシーンがありますが、
その記者こそ、「大統領の陰謀」の主人公、R.レッドフォード演じる
ウッドワード記者だったと分かるシーン。
驚いたなぁ・・・もう!!!

この映画のカギを握る人物が「ディープ・スロート」と
呼ばれる政権の重要人物なのだが
この人物を扱った映画が、少し前に上映されました。
ご記憶のある方もいると思うのですが、
「ザ・シークレットマン」主演はリーアム・ニーソン。
見たいと思っていたのに、とうとう見逃したのがまことに残念でした。
この映画の製作にはトム・ハンクスが参加しています。

映画って繋がっているのねぇ・・・・・。



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まことに感慨深いものがあった映画つながりでした。



hibari
2018.4.25
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by unjaku | 2018-04-25 12:54 | 映画と女優 | Comments(4)

フィラデルフィア


BSで映画「フィラデルフィア」を観ました。
1993年の作品ですから、もう4半世紀たったのですね。
驚きです。

どうりで、トム・ハンクスもデンゼル・ワシントンもアントニオ・バンデラスも若い!!
豪華キャストです。この3人を見られるだけで、もう嬉しくなるような映画です。

しかし、テーマは重く苦しい。
エイズと同性愛を巡る差別と偏見。

トム・ハンクス演じる若手有能の弁護士ベケットが、
エイズを発症して、職を追われる。
彼は不当な差別だと、裁判を起こそうとするが、担当してくれる弁護士はいない。
そのベケットが最後に頼るのは、
法廷での好敵手だったデンゼル・ワシントン演ずるジョー。
しかしジョーもエイズと同性愛への嫌悪から断る。

その後、図書館で資料集めをしているベケットが差別的な扱いを受けているのを見て、ジョーは
ベケットの弁護を引き受ける決意をする。

そして法廷へと発展していくが、
次第に憔悴していくベケットには辛い時間との戦いでもあった。
精気溢れるベケットが別人のようにやつれていく。
え・・・これがトム・ハンクスなの?信じられないような変わり方。
そしてとうとう、気分の悪くなったベケットが、立ち上がろうとして
法廷内で倒れる。

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右は、ベケットのパートナーのミゲル。演ずるアントニオ・バンデラス。

裁判は、「差別による不当解雇」という判決が出てベケットの勝利に終わる。
しかしその時には、ベケットの命は燃え尽きようとしていた。
温かい家族が病院でベケットに付き添う。父も母も兄弟・姉妹も、ミゲルも。
口数は決して多くはないパートナーのミゲルは、
家族が帰った後ベケットに付き添い
彼の指に優しくキスをする。その時のミゲルの優しい表情が何とも切ない。
「ぼくはもう逝くよ・・・・」そして、ベケットは旅だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
同性愛って、そんなに嫌悪されるものだろうか?
ギリシャ時代から日本の武士の時代にだって男性・女性共に同性愛はあった。
たまぁにそれらしき人が、手をつないで歩いているのを見ると、
なんとも不思議な感覚に襲われるが、それは嫌悪とは違う感覚だ。

高校生時代、文芸部に所属していた私は、
芸術のひとつのテーマでもある「同性愛」について
メンバーたちと侃々諤々の議論を交わした。
何でそんなテーマが浮上したのかはしらないけれど、
先輩たちは皆今では考えられないほどラジカルだった。

理解できないことに、人間は嫌悪感を抱く。そして恐れる。
キリスト教徒が、同性愛に格別の差別意識を持つというのは
明らかに教義からきているような気がする。



トム・ハンクスはベケット役でアカデミー主演男優賞を獲った。


hibari
2018.3.13
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by unjaku | 2018-03-13 09:10 | 映画と女優 | Comments(6)

キャサリン・ヘプバーンと言うと、頭の中に思い浮かぶのはこのスタイル。
とても尊敬する女優さん。
後ろの写真は、生涯のパートナー、「スペンサー・トレイシー」。
彼女が肩にかけているセーターは、スペンサー・トレイシーの形見。

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とてもハンサムな女優だった。
生涯にわたって、自分のスタイルを貫き通した。
私が、彼女の映画を初めて見たのは「旅情」。中学3年の夏だった。
中学生の私には、キャサリン演じるジェーンは美人でもなくただの中年のおばさんだった。子供に大人の恋がわかるはずもない。

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旅情のひとコマ。
その後何度か見るうちに、キャサリン恋する手の仕草。
動きは少ないけれど、微妙に変化する笑顔や表情。
そして何より姿の美しさ!顎から首へかけてのラインの美しさ!

「旅情」を撮っているとき、スペンサー・トレイシーとの仲は
かなりの緊張状態にあったらしい。
上の写真には、そんな状況のキャサリンの心の内が透けて見えるようだ。

その後、高校生の時に「招かれざる客」を見た。
スペンサー・トレイシーとの共演でしかも夫婦役だった。
彼の遺作になった作品である。
この映画は元々舞台劇で、心理劇でもある。
キャサリンは、動きの少ない役ながらも見事な存在感を発揮して
アカデミー賞に輝いた。
スペンサー・トレイシーの事を、彼女はスペンスと呼んだ。
二人は正式の夫婦ではなかったにもかかわらず、夫人も含めて多くの人々の理解を得ていた。スペンスが倒れて亡くなった時、愛するパートナーを夫人のもとに返す。棺を乗せた車を途中まで見送って帰ったという。葬儀には出席しなかった。
96歳で亡くなるまで潔い人生ではなかっただろうか。

hibari
2018.2.6

スカパー!
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by unjaku | 2018-02-06 18:19 | 映画と女優 | Comments(0)

映画 バグダッドカフェ


この映画、不思議な導入部から始まる。
ロングスカートのスーツを着た太った中年女性が
夫婦喧嘩の末、
車を降りてスーツケースを引きながら、砂漠の道を歩き始める。

その姿を映しながら流れる主題歌「Calling you」。
何ともけだるくていながら、
一度聴いたら忘れることができないくらいの名曲。
身体の芯に呼び掛けてくるような歌声。

そして、主人公の女性ヤスミンがたどり着く
砂漠の中のうらぶれたモーテル兼カフェ。
そこが「バグダッドカフェ」。

超不機嫌な女主人ブレンダが、しぶしぶヤスミンをモーテルの部屋に案内する。
いつ掃除をしたかわからない汚い部屋。

このうらぶれたカフェにやって来る風変わりな常連とブレンダ。
そして、ブレンダとは反対に綺麗好きなヤスミン。
ヤスミンは部屋を綺麗に掃除して、
余計にブレンダを怒らせたりする。

コーヒーメーカーが壊れてコーヒーは出せないと怒鳴り、
稼ぎが悪いと言っては亭主を怒鳴り、
遊んでばかりいる娘を怒鳴り散らし、
まぁ不機嫌の塊のようなブレンダとうらぶれたカフェ。

そんななかヤスミンがブレンダと交流を深め、
集う人々を、皆幸せの渦に巻き込んでゆく。

もう一度、あの素敵な思わず微笑みがこぼれる幸福感を味わいに
「バグダッドカフェ」を再び見に行く。
ジャックパランスが何ともいえない雰囲気を醸し出して
映画に色を添え、二重・三重に幸福の花をもたらしている。
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hibari
2018.1.26

スカパー!
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by unjaku | 2018-01-26 17:11 | 映画と女優 | Comments(2)


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春の花、スイートピーが花屋さんに並ぶ季節になりました。


映画評論家の淀川長治氏(故人)はこう語っている。
「マリリンはアメリカのスイートピー。つまり柔らかくてきれい。
片やエリザベス・テーラーはバラ。きつい。トゲがあるんです。
モンローはか弱い。だからあんな死に方をしてしまった・・・」淀川氏はマリリンを愛した。その健気さと弱さ故に。


マリリンが亡くなったのは、1962年8月。36歳の若さ。
無垢の笑顔 誘惑の唇 孤独の生活。不幸な生い立ちとコンプレックスに生涯悩み続けた。


マリリンの人生は傷ましい。その死は「20世紀の悲劇」と呼ばれた。
スクリーンの華やかさとは別に、愛に飢えた素顔のノーマ・ジーンは
3度の結婚をし皆破れた。
幸せな家庭を、誰よりも望みながら叶えられることは無かった。
初めての結婚は16歳の時。



2度目の結婚の相手は、ヤンキースの大リーガー、ジョー・ディマオ。
新婚旅行には日本を訪れた。
しかし、マリリンは軍の依頼で朝鮮戦争の慰問に行ってしまう。
新婚の夫を日本に残し・・。


零下5度の屋外で、肩も露なスリップドレスを着て笑顔で、兵士に歌をプレゼントした。
ディマジオはひどく傷つく。
マリリンはスターであることを望み、ディマジオはつつましやかな妻を望んだ。そして、9ヶ月後離婚。

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その後作家のアーサー・ミラーとも結婚するが破綻。
この頃には、睡眠薬と酒に溺れるようになっていく。
華やかな男性遍歴の陰で、マリリンを支え続けたのは二人目の夫、ディマジオだった。
彼はマリリンと離婚後、再婚することもなく二人の関係は生涯に渡った。
マリリンが亡くなったあと葬儀は、ディマジオが総て取り仕切った。棺の傍にひたすら付き添い、マリリンを苦しめた人間を寄せ付けなかったという。
その後彼は20年余りに渡って、マリリンの墓にバラをを手向け続けることになる。二人の間の絆がどんなものだったのか、
ディマジオの口から語られることはとうとう無かった。

マリリンは囁く。「マーベラスな女優になりたいの。大衆にあいされる女優でいたいの。」

詩人であり友人のノーマン・ロスティンはこう書く。
「暗い出生の秘密を持ちながら、たゆまぬ努力で負い目をのりこえ、
人生を立派に生き抜こうとした一人の女の姿・・・」

もう少し・・。本当はきりがないのだけれど・・・

マリリンは、素晴らしい才能をもった女性だった。
素晴らしい俳優だったし、絵も描いたし、詩も書いた。スピーチも上手だった。
それなのに、「マリリン・モンロー」というイメージに苦しめられた。
頭の弱いグラマー女優、というイメージ。

有名なエピソードがある。3人目の夫、アーサー・ミラーが「赤狩り」で社会から葬られようとした時、マリリンは議会に赴き、夫を擁護するスピーチを行った。的を得たスピーチは夫を救い、相手をも唸らせたのだった。

ゴシップには事欠かないマリリンだったが、何より大衆に愛された。そして、マリリンもそれを誇りとした。イギリスの元皇太子妃ダイアナさんが亡くなった時に、エルトン・ジョンが歌った「candle in the wind」は、もともと彼がマリリン・モンローに捧げた歌である。

最後に、マリリンの詩を。

「わたしはあなたの腕の下に立った
あなたが伸び広がって終にわたしを抱きしめた
風が・・・・池を打ち
砂を打つとき----あなたはわたしを抱きしめた」
・・・「マリリンと友達」から



2018.1.20
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by unjaku | 2018-01-20 12:54 | 映画と女優 | Comments(8)

ジャクリーヌ・ササール


きりりとした眼差しの美しいジャクリーヌ・ササール。
この写真はいつ頃のものだろう。今見ても全く古さを感じさせないスタイル。
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数日前の新聞で、彼女が主演した映画「三月生まれ」がDVD化したというニュースを見た。
なんて懐かしい!

彼女は1940年3月生まれのフランス人女優。1956年には、「悲しみよこんにちは」の主演の話が持ち上がるが、英語が話せなかったため実現しなかった。
が、その後主演したイタリア映画「芽ばえ」で一躍有名になり、活動の拠点もイタリアに移った。

「芽ばえ」は青春の純愛を描いたイタリア映画の名作。
原題は「グエンダリーナ」。主人公の名前である。
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グエンダリーナは裕福な家庭の娘で、両親と共にに避暑地で夏を過ごしている。
グエンダリーナの気がかりは、両親の不仲である。
そんなお嬢様のグエンダリーナが、オーベルタンという青年に恋をする。
オーベルタンの家庭は大家族で裕福とはいえない。
が、彼は建築を学ぶために勉学にいそしんでいる。
遊んでばかりいる自分の友人達にはない真摯な若者の魅力を 
オーベルタンに見出したのだ。
美しく我儘なグエンダリーナの正直な恋。楽しい二人の日々は夢のように過ぎる。

そんなある日、デートから戻ってきたグエンダリーナに、
突然両親がイギリスへ仕事で赴任すると言い出す。
別れの時間を探す事もできないまま、駅での慌しい別れの時を迎える二人。
走り出した列車がトンネルに差し掛かった時、
グエンダリーナは、ひとり席を離れ、
列車の轟音に隠れるように激しく泣くのだった。




この映画を見たときは、主人公と同じティーンエイジャーだったから、
かなり強い感情移入をした。
幸せな初恋の時間に、突然終止符を打たなければならない悲しみは、
まるで仮想体験だった。

1970年に、人気の絶頂にありながら突然スクリーンから姿を消す。
「お嬢様 お手やわらかに」では、アラン・ドロンと共演しているジャクリーヌ・ササールでした。


hibari
2018.1.10
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by unjaku | 2018-01-10 16:10 | 映画と女優 | Comments(5)

gifted


映画「gifted」を見てきた。
ここのところ、子供がらみの映画が多いけれど
この映画にも魅力的な女の子がいる。

giftedには、「天賦の才能」「神から与えられた贈り物」という意味があるらしい。
その才能を持つのは、7歳のメアリー。

独身のフランクは、自殺した姉の子供、メアリーと
フロリダのある街で、平穏な日々を過ごしている。
メアリーにはフレッドという名の優しい猫がいる。
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しかし、7歳になったメアリーが学校へ通うようになると
メアリーに、数学の秀でた能力があることがわかり、
二人の平和な生活が揺らぎ始める。

音信不通だった、元数学者の母親・イヴリンがやってきて、
メアリーに英才教育を施すよう息子のフランクに強要する。
フランクは亡くなった姉の遺志を大切にして
メアリーと普通の暮らしをしたいと主張する。

かくして二人の対立は、親権を巡って法廷に持ち込まれる。
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この手の映画は他にもたくさんあり、
ストーリーにも予想がついて特に目新しさはない。

ただ、優れた数学者だった姉の悩みに向き合えなかったフランクが
大学の准教授という職も捨てて、幼い姪を育てるという設定に
フランクという男性の誠実さを見る思いがする。

天賦の才能にこだわる祖母は、自殺した娘の悩みを知らない。
その祖母が、またメアリーを思いのままにしようとする生き方に
フランクは激怒する。そのきっかけを作るのは、片目しかない猫のフレッドだ。

子供らしいのびやかな生き方をメアリーに与えたい。
と願うフランクは、すでに父親そのものである。

この映画を魅力的にしているのは、メアリーを演じたマッケンナ・グレイス。
彼女のふくれっ面やしかめっ面、そして、ユーモアあふれるフランクとの会話には
子供のあふれんばかりの素直さが輝いている。



hibari
2017.12.2
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by unjaku | 2017-12-02 15:20 | 映画と女優 | Comments(6)