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カメラ・ダイアリーです。COCOROの向くままカメラの向くまま・・・。


by hibari0929
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カテゴリ:トープ( 73 )



ビリーが4歳になった春、父が大きな脳梗塞の発作に倒れ、
家族にとっては緊張の日々が始まりました。
それまで父がしていた散歩は義妹に代わり、
2週間ほど過ぎた頃の出来事です。

季節は初夏でした。
朝、義妹が散歩にでかけたまま帰ってきません。
初夏の陽射しは案外強くて気温もどんどん上がり、
家族が心配し始めたころようやく帰ってきました。




妹が言うには、
その日に限って、いつものコースとは逆の方向に妹を誘い、
ビリーの赴く方向へ引かれるまま歩きながら、
(どこへ行くつもりなんだろう)と思ったそうです。
途中で「帰ろう」と促しても、頑として歩みを止めなかったそうです。

やがて、妹は「ひょっとして病院へいくつもりなのか?」と思いつつ
「でも、ビリーは何処の病院か知らないはずだけれど・・」と考えていたそうです。
しかしやがて予想は間違いないとわかり、着いたところは父の入院先の病院でした。
この間約3キロの道程でした。





ビリーは、父が眠っている病室の下までくると、しばらく身動きせずにジット座り続けたそうです。妹は、父を思うビリーの姿に涙がとまらなかったと話してくれました。
ビリーは、父に別れを告げに行ったのでしょうか?
それとも、病室の父に呼ばれたのでしょうか? 
本当に不思議な出来事で、父とビリーの絆の深さをしみじみと考えたものです。


そして、父が亡くなって4年後、ビリーも病に倒れ、
約2ヶ月の闘病生活の後に亡くなりました。
亡くなる前の日に病院から一時帰宅をしましたが、
病み疲れていても車の窓からの風を受けて、
嬉しそうにしていたビリーの眸をいまだに思い出します。



犬は愛しく健気な魂をもった動物です。
ビリーが亡くなったのが、
梅雨もまもなく開けようかという7月11日の朝でした。

不遜ですが、「親の死よりも悲しい・・・」別れでありました。

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その後すぐに、大きな皆既月食があり、
夫と私は暑い夏の夜の大きな赤胴色の月を眺めながら、
愛しい家族のいなくなった寂しさを、しみじみあじわったのでした。


このような駄文を書く気になったのは
ブログのお友達から紹介された、池田晶子さんの「犬の力を知っていますか?」
という本を読んだことがきっかけでした。
本については、また後日。


hibari
2018.11.27
by unjaku | 2018-11-27 13:32 | トープ | Comments(12)

在りし日のビリー。
ボケボケの写真。
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ビリーは我が家の犬であると同時に父の犬でもあった。
父は晩年、脳梗塞の発作を繰り返すようになり
次第に自信を失っていくようだった。

そんな父を見ながら、息子たちの「犬を飼いたい!」コールもあり
生後2か月のビリーを迎えることとなった。

散歩は父の仕事になり、父も次第に元気を取り戻していった。

そんなある日、散歩中の父を振り切るようにしてビリーが逃走した。
衝撃を受けたのは父。
探しても見つからぬ犬を案じながら、意気消沈して帰宅した。
もう泣きださんばかりで、慰めようもなかった。
多分戻って来るとは信じていたが、
リードをつけた状態でいなくなったので、
何かに引っかかったり、交通事故にあったりして
帰れぬ状態にならないか、それだけが心配だった。

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夜が更けてもビリーの帰る気配は無い。
父が心を痛めているかと思うと、それが可哀そうだった。

深夜になって、今夜は諦めるかと思ったとき何かピンと感じるものがあった。
玄関を開けて、ビリーが帰ってくるだろう方向を眺めやると
街灯の下にポッと浮かび上がったのが、
こちらに向かって嬉しそうにギャロップする我が家の犬だった。

赤いリードを引きずりながら、奴は嬉しそうに私目掛けて走ってきた!
腕に飛び込むように、体をくねらせるように喜びを熱く熱く伝えてきたのだった。

もちろん父に大急ぎで知らせて、事は一件落着した。
次の日、ビリーを優しく抱擁して誰よりも喜んだのは、もちろん父だった。



hibari
2018.11.26
by unjaku | 2018-11-26 12:04 | トープ | Comments(2)

犬の話題と言えば、トープの事ばかり書いてきたけれど
実を言えば、それは不公平なことだった。
私は、トープと暮らす以前、ビリーと言う名のシェルティと8年暮らした。

ビリーと暮らした当時、私はカメラに興味がなかったから
ビリーの写真が残っていないのだ。
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数少ない写真から。
左側の少年は末息子。

同じ犬種と言えども、もちろん性格は多少違う。
ビリーは雨や雪が大嫌い。
雨が降れば、「もう今日は散歩に行かなくてもいいよ。」と
絶対に誘いに来ない。
それでも困るのが排泄だが、ウンチなど平気で我慢する。
おしっこだけは、玄関を開けてやると瞬く間に済ませて
逃げ込むように家の中に駆け込んでくる有様だった



ビリーは走るものを追いかけるのが好きで、特に電車をみると興奮した。
牧羊犬の習性だから当然と言えば当然だが、
家の近くを走る小田急のロマンスカーは格好の獲物だった。
当時、父がまだ元気で犬の散歩は父の楽しみだった。
二人?がなにより楽しんだのが、「ロマンスカー追撃作戦」。
小田急線脇の直線道路を、ロマンスカーと共に疾走するのである。
もちろんのこと、犬はリード無しということになる。


「危ないから止めるように!」といくら注意しても、
二人組み?の密かな愉しみは続いた。
「ロマンスカーを追いかける犬」ということで、
すでに評判になっていたビリーと父の悪行は、すぐ私の耳に入ってくる。
注意すれば、むしろ誇らしげで「可愛いんだ。尻尾振って帰ってくるのが嬉しそうでね・・」。
父の顔は緩みっぱなしである。
その父から、ビリーが色を見分けていると聞かされたのである。

「ロマンスカーでも 赤い線の入ったのが特に好きで、
新型の薄い茶色のは興味が無いみたいなんだ。」
へぇ~・くらいの感じしかなかったが、興味半分、父の散歩に付いて行って、
本当にその通りなのにはビックリしたものだった。
何べん繰り返しても、ビリーのお気に入りは「赤いライン」の入った車両だった。
その時、犬は色を見 分けていると確信を持った。

たまに夜散歩に出かければ、遮断機が見える通りの角から、
電車が通り過ぎるのを何台も飽きずに眺めていたものである。

トープはどうかといえば、電車にもロマンスカーにも全く関心なし!
トープのお気に入りは、フリスビーにボール。ひたすらボール。
特にサッカーボールである。
それでも不思議に、やはり 「赤のゴムボール」は格別なご贔屓。
犬は「赤色」に惹かれるのか・・?

犬は色を識別できるのだろうか? 長い間、犬は色を識別できないと考えられてきた。
しかし、最近の研究で、犬も色を見分けていることが分かってきた。
私の経験でも、犬は色を見分けていると確信できる。


懐かしいビリー。
犬の服を脱いだ君の魂は、どうしているのだろう。



hibari
2018.11.24
by unjaku | 2018-11-24 20:52 | トープ | Comments(5)

遊ぶ犬


犬ってほんとに遊び好き。
友達同士会えば遊びが始まる。
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ダックとスキッパー。じゃれあうのが大好き。



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トープとポヨン。広場は二人だけ。思いっきり遊ぼうぜ!



こちらはキースとトープ。
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キース若いなぁ。



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仲良し同士は、とにかくじゃれあうのが好き。
飽きもせず延々と。



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ハルは枯れ枝が好き。
投げてやると咥えて、風のように走ってくる。


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アディとトープは相思相愛でした。



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遊んだ後はおやつタイム。
皆大人しく待っています。喧嘩になることは、まずありませんでした。
人間が見習いたいほどです。
そうそうツインズよりお行儀が良かったわ。






こうして楽しい日々は過ぎていき、ほとんどの子がお星さまになりました。
ポヨンだけが健在で
時々我が家の前で、「トープ出ておいで・・・一緒に散歩しようよ。」
とでもいうように、しばらく玄関の中を覗き込んでいきます。
忘れないでくれてありがとう。



hibari
2018.2.15
by unjaku | 2018-02-15 13:18 | トープ | Comments(2)

走る犬


トープの友達の懐かしい写真。
その中から「走る犬」。
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ダック(茶)とセドリック。
この二頭、ほんとに仲良しだった。
♂同士だったけど、まるで恋人のようだった。

走り回った後は、必ずこうしてハグしていた。
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穏やかで優しい犬だった。



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ハルです。アイリッシュセッター。とにかくよく走る!


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キースとソラ。


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トープ。ボールキャッチの瞬間です。



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ボーダー・コリーのダヴ。ボール遊び大好き!
トープの最高の友達でした。



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サッカー遊びに夢中のトープ。
少年と一緒に、よく走りました。



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アンディとソラ。二頭ともボーダー・コリー。



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犬ってどうしてこんなに走るのが好きなんでしょう!!



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ソラ。よく走るおてんば娘だったねぇ。



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ダックとトープ。



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トープ 走れ!ディスクに追いつけ!!



とにかくよく走る犬たちだった。
楽しい日々だった。
明日は、遊ぶ犬。



hibari
2018.2.14
by unjaku | 2018-02-14 17:26 | トープ | Comments(0)

トープの訪問


新年も早や3日。
穏やかな新春の初夢に訪れたのは、幼いトープでした。
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ちっちゃなトープ。
気が小さくて怖がりや。

それでも夢の中では、嬉しそうに私の周りを跳ね回り
たっぷりと遊んでから、バッグの中に飛び込んで家に帰ったのでした。
夢の中でも、私はトープの足に大怪我をさせました。
それでも。「何でもないよ。」とでもいうように
私に身を任せた可愛い時代のトープの夢でした。

戌年のせいかしら?
ちょっと幸せな気分に浸りました。




そして
今読んでいるのは、塩野七生さんの「ギリシャ人の物語」第三巻。
後に大王と呼ばれる、若きマケドニア王アレクサンドロスの、ペルシヤ遠征と
速攻による胸のすくような勝利に次ぐ勝利と彼のカッコよさ!
おまけに凄い美貌の持ち主でもあったのね。
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アレキサンドロスの生涯がどのようなものかは意外と知りませんでした。
遠征中に熱病で若くして亡くなったのは知っていましたが、
それ以外はほとんどが霧の中でした。
更に、マケドニア王になったのが21歳で、ほどなくギリシャ各地のポリスを
傘下に収めて、それ以来亡くなるまで戦闘に次ぐ戦闘で、ついに1度として
故郷に帰ることがなかった人でもありました。没33歳。
若すぎますよねぇ。

彼の振る舞いや遠征地図を眺めながら思い出したのは
アレクサンドロス没後300年後に現れるローマ人・ユリウス・カエサルでした。

塩野七さんの知的な筆致に惹かれながら
ただ今若きマケドニア王の遠征にお付き合いしているお正月です。
読み終わっても、しばらくはこの世界に浸ってしまうんだろうなぁ。


hibari
2018.1.3
by unjaku | 2018-01-03 11:05 | トープ | Comments(4)

ご近所のリー君です


ご近所のボルゾイ、リー君です。優雅です。
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足の長い大型犬。
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性格は優しく温和です。
吠えているのを聞いたことがありません。

下の画像はお借りしたものです。
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ボルゾイはロシア・ウルフハウンドとも呼ばれ、
ロシア貴族たちの狩りにはつきものでした。
更には、貴族のみが飼うことを許された犬種でもあり、
そのことが、ロシア革命の時に悲劇を招きます。

「坊主憎けりゃ袈裟まで・・・」のことわざどうりで、
権力・権威の象徴の一つとみなされ、徹底的に抹殺される運命に出会いました。

しかしながら、革命以前にヨーロッパへ流出したボルゾイがいたり、
この美しい犬が消え去ることを惜しんだ人たちによって、秘密裏に国外へ
送り出された犬もいて、絶滅を逃れました。


犬にも様々な運命があるものです。


hibari
2017.7.26
by unjaku | 2017-07-26 16:21 | トープ | Comments(0)

白い花のブーケ


暖かな陽射し。
シジュウカラの鳴き声が、春の呼び声に変わりました。
「ツピー・ツピー」と呼んでいます。




白い花のブーケ。
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今日はトープと永遠の別れをした2度目の2月28日


手前の写真はビリー。トープが来る前に一緒に暮らした子です。
7月の11日がお別れの日。
もうすぐ梅雨も明けようか・・・・という日に亡くなりました。
2頭とも大切な家族でした。
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優しい家族にありがとう。
たくさんの思い出をありがとう。



hibari
2017.2.28
by unjaku | 2017-02-28 15:55 | トープ | Comments(2)

お友達から、トープの思い出を、とリクエストがあった。



トープの思い出といえば、散歩にボール。
グラウンド周辺には、いろんなボールが落ちていた。
ボールのにおいが分かるらしくて、
草むらに頭を突っ込んで探し回った。
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こんな風にね。

見つけ出したボールは、まず感触を確かめる。
よくバウンドするゴムボールが好きだったね。

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この日は寒い朝だね。霜が降りてるもの。
しばらくボールをカジカジしたら、つぎは遊びが待っている。

「お母さん 早く投げて!」と言わんばかりに待っている。
反射神経がよかったから、どんなボールもキャッチしたね。
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こんな風にね。
ボール一つでいつまでも遊んだし楽しかった。
ボールのコレクション、まだ形見にとってあるのよ。
赤いゴムボール。誰にも触らせない。


hibari
2017.1.23
by unjaku | 2017-01-23 16:46 | トープ | Comments(4)

懐かしい写真


思いがけず懐かしいトープの写真が出てきた。
夢を見たせいだろうか?
優しくやわらかな胸毛を抱いている私。

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血が通う暖かな感触は、
思い出すたび私に、懐かしい暮らしを呼び戻す。

2頭の犬と20余年共に暮らして
犬とはこれほど健気で気高い存在かと教えられた。
こんな写真が出てくれば尚更・・・・忘れた出来事まで
鮮明に思い出す。

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犬が子守をすることに驚いた日々。
お風呂上がりの濡れた体を、一生懸命なめてやる。

濡れたまま放置されている、赤ちゃん時代のツインズを見れば
季節は暖かい時期のものだとわかる。
もう戦争のようなお風呂の時間。
私はトープに、このようにして守ってもらったんだね。


足に大けがをして、大学病院まで通って手術を受けることが決まった日々。
病院内でも騒ぐことなく足元に座っていた。
成功例は世界でたった1例。君だけが成功した難しい手術だった。

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トープ、来月の末になれば、君と別れて2年がたつ。
それでも君は今も胸の中で共に暮らしている。


hibari
2017.1.15
by unjaku | 2017-01-15 12:45 | トープ | Comments(8)